毎回録画して時間があるときに視聴している番組の一つ「フロンティア」。
先日興味深いテーマが取り上げられていました。
「地磁気と生命」
渡り鳥はどうして迷うことなく長い距離を移動できるのだろう。
鮭はどうして生まれた川に戻ってこれるのだろう。
海の生物はどうやって方向を見定めているのだろう。
そんな素朴な疑問を持たれた経験はないでしょうか。
こういった自然界の生物の行動に「地磁気」というものが関与していることが最近の研究で少しずつわかってきたようです。
「磁気」、すなわち磁石のN極とS極を結ぶ力が作用している空間。
地磁気は地球が発する磁気です。
生物はこの地磁気を感知する器官を持っていてそれによって方向性を感知することができるそうです。
実は人間も地磁気に脳が反応するのですが、意識してそれを活用することができなくなってしまっている模様。
方位磁石を見ると、北極の方向にN極がむいて、南極の方向にS極が向きます。
これは北極がS極で南極がN極のため、南極から北極に磁気が向かっているからなんですね。
私たちはこの向きに一切疑問を持ったことがないと思います。私もありませんでした(^^)
ところが・・・
この磁気、長い地球上の歴史で変化していた時代があったことが明らかになってきました。
え?どういうこと?
つまり、方位磁石を手のひらに乗せると、N極が北極じゃない方を向くことがあった、ということ。しかも、その場所が動いていた、という。
それも最近では4万2千年前あたりにあったそうです。
そしてそれが実はホモ・サピエンスのライバルであったネアンデルタール人滅亡に影響している可能性がある、という!
磁気が変化するのは、地球の磁力が弱くなると起こる可能性があるらしい。
あんまり書いてしまうとネタバレ的になってしまうので、この程度にしておきます(^^)
磁石というものは実は生命誕生の上でかなり重要な役割をしていた可能性があるようで、生物の誕生から進化を語るうえでなくてはならない要素かもしれないらしい。
なお、火星は40億年前に磁気を失ったそうです。
なんでわかったのか。
火星からの隕石を分析すると、磁石の鎖が発見され、それが40億年前のものだと判明したからなんだそう。
かつて火星にも空気や水があった可能性があり、となると生物がいた可能性もあるらしい。
磁気がなくなったことで火星を覆っていた大気圏が失われ、それとともに水も失われたのではないかという見解があるそうです。
いや〜壮大・・・
たかが磁石、されど磁石。
生命に大きく関わっている磁石の世界。
磁気ネックレスやピップエレキバンが体に作用がある、というのはあながちありそうなことなのかもしれない。
それにしても人間以外の生物はこの地磁気を活用しているらしいのですが、人間はどうして磁気を意識的に活用する力を失ってしまったのだろう。
地磁気を感じる器官を使わなくても方向を認識するための器官、おそらくいちばん大きな違いは脳だと思うのですが、その発達の代償になったのだろうか。
鳥は磁気の線が視覚的に見えるらしい。。。
見てみたいなぁ。

(画像:NHKホームページより引用)