48歳からの挑戦

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読書会〜世界史の構造的理解 現代の「見えない皇帝」と日本の武器

 

今回の課題図書はこちら。

 

著者の長沼氏は物理学者で、本来経済云々は専門外ですが、本書では物理学者としての視点で世界史をとらえ、現代社会の支配構造、そして日本の持つ”武器”について言及しています。

 

ChatGPTさんに紹介文を作成してもらいました(^^)

 

長沼伸一郎著『世界史の構造的理解 現代の「見えない皇帝」と日本の武器』は、物理学者ならではの視点で世界史を捉え直す一冊です。

 

本書では、数理モデルを用いて歴史の法則性を解き明かし、現代世界を支配する「見えない皇帝」の実態に迫ります。

 

複雑な国際関係や経済の動きを、物理の概念や日常的な例えを駆使して解説し、専門知識がなくても理解しやすい構成となっています。

 

日本の役割や可能性について新たな視点を提供し、歴史の「構造」を読み解くヒントを与えてくれる一冊です。

 

本書は1ヶ月ほど前に、ビジネススクールでお世話になった講師の1人が推薦書として投稿していたので、偶然にも今回の課題図書に選ばれ、興味津々で本を手に取りました。

 

世界史は学生の頃、苦手な科目でした^^;;理由は簡単。「覚えることが多いし、人名などが覚えにくかった」から。

 

著者はそんな世界史を全く違う視点で全体像を捉えようとしています。

 

たとえば「エントロピー」という概念。「秩序あるものは、秩序がなくなる方向にしか動かない」という物理学でよく使われる概念の1つです。

 

これを”エネルギー”と”秩序”の関係という図式で、世界史を力学モデルとして捉えようとしています。

 

経済力や軍事力といった”パワー”を”エネルギー”とし、権力構造や支配構造を”秩序”としてみています。

 

そういう見方をすると、かつては歴史上強大な権力をもった支配者がいましたが、今権力をもっているのはそういった個人ではなく、表に見えにくい形で世界を動かしている勢力が存在するという考え方に行き着く、という具合です。

 

本書では、エントロピーの他に

場の理論

・エネルギーの流れ

相転移

・目に見えない法則へのアプローチ

という物理的な視点も使われています。

 

そしてどこが権力をもち、どういった世界になりつつあって、その中で日本でどんな武器があるんだろう、という見解が紹介されています。

 

学者さんに対して大変失礼な言葉だとは承知していますが、「頭いいなぁ」(笑)

 

私は著者と同じ大学、学部を卒業しているはずなのに、この月とスッポンぶりは何なんだろう^^

 

著者は「物理数学の直観的方法」という本を出しているように、決して数式をこねくりまわさなくても、物理的感覚は多くの人が持てる感覚であるというスタンスをとっていると思います。

 

なので、物理が苦手な方でも本書はどこか「なるほど」と思わせてくれる”画”を見せてくれている気がします。

 

過去から現代に至る流れが、なにか宇宙に支配されているんじゃないかという感覚にもなります。先日ご紹介した「量子のもつれ」の概念も案外関連しているかもしれません。

 

私にとっては新鮮な視点で、現在の状況に対する視野を広げられたかもしれません。

 

 

 

本書では「理数系武士」という言葉が頻出します。

 

なかなかおもしろい表現だなと思いました(^^)