NHK BSで放映されている「フロンティア」。
自然科学系の最新の情報を提供してくれる、私の好きな番組です。
時々このブログでも紹介させていただいています。
先日放映されていたテーマが「宇宙の夜明け 何がおきていたのか」。
とっても乱暴にいうと、宇宙は約138億年前に大爆発がおこって(ビッグバン)そこから拡大を続けている、というのが現在の通説。
通説、とはいいながらも実際は「そうかもしれない」というレベルで、これからの研究や観察、分析といった活動でこの”通説”が大きく変わる可能性は十分あります。
今回の番組の内容は、まさにその”通説”に一石を投じる可能性を示唆していました(^^)
宇宙については、たくさんの星を観察し、その星から飛んでくる光を分析する研究が主流の1つ。
そもそも我々がみている星というのは、と〜っても遠いところにあります。
地球から見える星の中で、地球がある太陽系から近いところにある有名な星が「シリウス」というおおいぬ座を構成している一等星。
冬の夜空でオリオン座の下の方でひときわ明るく輝いている星です(^^)
これは地球から8.6光年離れているそうです。この「光年」という単位。1秒間に地球を7周半する光で◯年かかる距離という意味です。
つまりシリウスまでは光で8.6年かかるくらいの距離があるということ。
これってつまり、8.6年前のシリウスという星を地球でみている、ということでもあるんですね。
オリオン座の右下に明るいオレンジ色の星があります。これ「ペテルギウス」という星なのですが、計算によると550光年離れている、そうです。
つまり今我々が見ているペテルギウスは550年前、日本で言えば室町時代のころの姿を見ているんです。
もしもっと遠くの星を見ることができたら、それくらい古いときの姿を観察することができますね。
遠くの星や銀河系(星が無数に集まった塊のようなもの)をみたい、といってもそれだけ遠いと届く光の量も少なくなってしまいます。つまり、暗くなって見えにくい^^;;
それならば、ということで天文学者はどでかい天体望遠鏡をこしらえて、弱〜い光を一生懸命取り込んで遠くの星や銀河系を探そうとします。
ところが地球からだと、大気の層で光が吸収されたり、ゆらぎがおきたりして、解像度があがらない。
そこで彼らはなんと天体望遠鏡を宇宙に飛ばした(^^)
それが「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」という望遠鏡なんですが、この望遠鏡が稼働してから、どんどんと古い銀河系が発見されていきます。
そして、オタワの学者は「宇宙の年齢は267億年である可能性がある」という学説を発表!

(画像:NHKフロンティアの番組をテレビ越しに撮影したもの)
いや〜、壮大(^^)
今回登場した学者はいつになく日本人学者が多かったです。
それだけ日本人の学者が活躍しているからかもしれません。
子供の頃の夢の一つは「天文学者」でした(^^)
小学校のときに塾のテストの結果がよかったご褒美で、天体望遠鏡を買ってもらって、ベランダからよく空を眺めていました。
雲のように見える星雲を覗いて、沢山の星が集まっていることを知って感動したり、土星の輪や木星の斑点を直接見たときは興奮した覚えがあります。
新しい星や彗星を見つけたいなぁ、なんて漠然と夢見ていました(^^)
大学で物理系に行くところまではまだ可能性はありましたが、先日もお伝えしたように(「量子のもつれ」の投稿のとき)基本である量子力学で挫折した私には、天文学を研究するだけの頭脳はなかったらしい(笑)
今回の番組では日本人の女性の学者が2人出演されていらっしゃいました。
尊敬(^^)大好きな宇宙の話をニコニコしながら説明してくれる姿がかっこよかったです(^^)
先日ご紹介した「世界史の構造・・・」の著者は物理学者の長沼伸一郎氏。
自然科学を研究している人の視点は、違った分野でも興味深い。
ということで、先日長沼氏の著作を1冊購入してしまった^^;;