今回の課題図書はこちら。
著者の大塚氏が大学生のときに、授業中に隠れてゲームプログラムを作ったところを指導教授に見つかったのですが、怒られるのではなく「見事だな」と褒められたことをきっかけに、「100日連続でアプリ作ってみるか」と軽いノリで始めた自分企画。
その100日続けていく間に新たなチャレンジがあったり、様々な点で変化が起こっていく様子を描いた本となっています。
話題はゲームプログラミングが主ではあるのですが、私のようなプログラミングをしない者でも、詳細は理解できませんが著者の変化ぶりがよく伝わってきました。
御本人はすごいことをやりとげたのですが、自分はすごいんだという感覚はなく、ただ自分は面倒くさがり屋でいかに楽をするかということばかり考えている、と等身大の自分のスタンスが崩れていないところに、読む者にとって身近な存在を感じさせる安心感みたいな感覚を感じます。
著者はゲームプログラムを作るときに、生成AIのChatGPTを活用しています。
ChatGPTって自分で使ってみるとよくわかりますが、「いい問いかけ」をしないと期待しているレベルの回答を得られないんですね。
生成AIはそれまで学習してきた内容をベースにして、問われた”文字”(意味ではない)に続く可能性が高い”文字”を出力しているにすぎません。(かなり乱暴な言い方ですが・・・)
聞き方がもやっとしていると、でてくる答えももやっとしちゃいます。
なので生成AIを使いこなすには、”適切な問いかけ”がポイントで、いわゆる”問う力”が必要です。
これまでなら、検索エンジン全盛だったので”検索力”が長けている人が、質の高い情報を早く入手することができました。
この検索力って、検索にかける言葉の選び方がポイントでした。
検索力と問う力、実はどちらも近い関係にあるかもしれません。
”何を”知りたいのか、ということを具体的に明確に尋ねるために言葉を選ぶ、という行為が共通しているように思えます。
この”問う力”って、言うは簡単ですがやるのは簡単じゃないなぁ、というのが今の私^^;;
”教わる”ことが多かったけど”問う”ことが少なかったのかなぁ、なんてふと思うことがあります(^^)
本書には、著者がChatGPTに問いかけるシーンがたくさん登場します。
驚いたのは、のっけからChatGPTと上手に”会話”しています。
まず聞いてみて、納得がいかないと”問いかけ”たり文句言ったり(笑)
それを繰り返してChatGPTから上手に情報を”引き出して”います。上手だなぁ〜と感心しながら読んでいました。
生成AIだからすぐに答えがでるだろう、なんて期待してもその期待は叶わないことが多いのは、自分の問いかけに足りていないところがあるから。
その足りないところを自分で補いつつ生成AIから情報を引き出していくのが、上手な付き合い方なんですね。
自分が欲しいもの、目指しているものが不明確だと問いかけもぼんやりしがちです。
寝食より優先して1日10時間以上もプログラミングに費やす日々を100日連続で送っていた著者。
自分はそうやって長い期間打ち込んできたことあったのかなぁ。。。
「ぼ〜っと生きてんじゃねぇよ!」とチコちゃんに怒られそうな人生を送ってきたかなぁ、と著者の姿をみて我が身を振り返る自分(^^)
ま、今までやってこなかったと思うなら、これから見つければいい。
なにか事をなすときに、ある一定のレベルまで習熟するのに、ざっと10,000時間という話をよく耳にします。
1日10時間だと1,000日、すなわち3年間。
それなら今からでも十分時間ある。
さすがに仕事以外で1日10時間を確保することは難しいので”今すぐ”というわけにはいかないでしょうけど、これからの人生でも十分チャンスはあるとも言えますね。
1日10時間を3年間・・・何をしようかなぁ。。。
