
(画像:NHKホームページより引用)
先日録画されていたフロンティアを視聴しました。
タイトルに「食」とあったので、どんな内容か興味深く再生ボタンをオン(^^)
現代社会では、「糖尿病」「糖質ダイエット」のように、どちらかというと”悪役”的なイメージが定着している印象があります。
このなかなかインパクトのある画像が冒頭にでていますが、パプアニューギニア高地に住む原住人です。
彼らの主食はさつまいも。主食どころか「食料」がほとんどさつまいも。
動物性タンパク質はお祭りのときに食べるブタくらいで、普段は食していません。
でも彼らの身体は筋肉隆々。ジムでプロテイン飲みながらトレーニングしているマッチョマンみたいです。
理由は腸内細菌。
彼らの大腸では、ある細菌がタンパク質を利用した後に老廃物として生じる尿素を分解してアンモニアにし、別の細菌がそのアンモニアを最終的にアミノ酸を生成してタンパク質源とする、タンパク質再利用機能が作動しているらしい。
これら腸内細菌が餌としているのがさつまいもから得られる糖質。
だから彼らにとっては糖質は不可欠なものなんだそう。
というか、実は人間には糖質はなくてはならない栄養素の一つ。
糖質は分解されブドウ糖となって脳のエネルギーになるからです。
かつて20億年くらい前の祖先は単細胞で、糖質を分解する力がなかったそうです。
植物の発達と共に酸素と糖質が爆発的に増えて、その糖質を分解できる菌が登場します。
糖質は大きなエネルギーを生みます。
そこで我々の祖先は糖質を分解できる菌を取り込むことにしたらしい(^^)
それが我々の細胞の中にいるミトコンドリアなんだそう。
そして700万年前くらいに人の祖先が登場し木の上で生活してたのですが、地球の寒冷化によって餌を求めて地上に降り立ちます。
澱粉質を含む木の実を食べていたのですが、20万年くらい前、ホモサピエンスの祖先であるホモエレクトスが火を使って木の実を食べるという発明をします。
そしてこの時代から急激に脳が大きくなり出し知能発達に大きな影響を与えただろうという研究結果が紹介されていました。
つまり現在のヒトの知能は糖質の取り込みが大きく影響しているかもしれない、ということなんです。
では、現代で流行りの糖質制限はどうなんでしょう。
死亡率と糖質の摂取量の相関を取ると、「摂り過ぎも摂らなさ過ぎも良くなく、程よい量の範囲があるようです。
ただし、この"死亡率"の定義がどう定められているか、対象がどういう人かは未確認です。
冒頭に出てきたパプア・ニューギニアの人たちと、我々とでは糖質の適切な摂取量は異なります。
その違いは腸内細菌の状態で変わってくるらしい。しかも、個人差が大きいのだという。
糖尿病で糖質制限をされている方でも「摂取できる糖質を含んだ食物」と「摂取を避けた方がいい食物」があるようです。
リンゴはダメでいちごはOK、パスタはダメだけどクラッカーはOK、みたいに。
便検査を通じてその人に合った糖質を探せるアプリまで紹介されてました。
ただこれはイスラエルだけで商品化されてるみたいで、日本ではまだない模様。
ネタバレの内容になりましたが、番組では分かりやすく事例交えて糖質について解説してくれてますので、試聴の楽しみはそんなに妨げないだろうと思います(^^)
腸内細菌は欲しい栄養素を取り込むために脳に欲しい食べ物を摂取するよう指示を出している、と先日NHKのチコちゃんで紹介されてました。
昨年から意識的に野菜を食べるようになった私ですが、気がつくと食事の時に野菜を食べたいという欲求がかなり強くなりました。
食物繊維を欲する細菌が脳に「野菜をもっとちょうだい!」とおネガりしているのかもしれません(^^)
腸内細菌、なかなか興味深い(^^)