実家からの帰り道、久しぶりに新宿の紀伊國屋書店に行ってきました。
目的は”本の比較”をするため。
先日の読書会の課題図書”百冊で耕す”に紹介されていた読書法を自分でも取り入れてみようと思って、4冊くらい同時に読んでみようとしています。
”百冊で耕す”では、”日本文学”、”外国文学”、”自然科学(哲学など)”、”詩集”の4種類を勧めていました。
私にあっているかどうかわからないのですが、まずはやってみようと。
日本文学は今澤田瞳子氏の小説にハマっているのと、たまたま次の読書会の課題図書が日本の小説なので、当面それでいいかな、と。
外国文学はハウスの書棚にあった中でドストエフスキーの”罪と罰”を選んでみました。
漫画で読破で読んだことがあるので、内容はある程度把握していて読みやすいかな、と思ったのが選定の理由。
”自然科学”は、じっくり読む必要があるので本の厚みが薄いところから、と思ってデカルトの”方法序説”を選びました。
これは以前一度読んでいます。
”詩集”は普段全く読まないので、”百冊で耕す”で紹介されていた”与謝野晶子歌集”をAmazonで取り寄せることにしました。
で、これらを読み終わった後の次を何にしようと思って、”百冊で耕す”で紹介されていた本から選んでみようと探していたのですが、複数の出版社から発刊されているものがいくつかあることに気づきました。
たとえばプラトンの”ソクラテスの弁明”とか、ヘミングウェイの”武器よさらば”とか。
訳者が違うんですね。
かつて「岩波100冊プロジェクト」で岩波文庫にこだわって読んでいた時期があったので、せっかくだから岩波文庫で、と思ったのですが、どうも訳者に対する評判をみると、岩波以外の訳者が評判よかったりするんですね。
それで本屋さんで比較してみようと思った次第です。
比較対象とした出版社は、岩波と光文社。
岩波は岩波文庫として礎があり、古典系はまず揃います。
一方光文社は2006年に「さまよえる現代人の心の奥底まで届くような言葉で、古典を現代に蘇らせることを意図して」(光文社古典新訳文庫のホームページより引用)、「光文社古典新訳文庫」を創刊した、比較的新しいシリーズです。
今回紀伊國屋書店では”ソクラテスの弁明”が両方あったので、両方手にできました。
(”ソクラテスの弁明”は、岩波文庫、光文社古典新訳文庫以外にも、新潮文庫、講談社学術文庫、角川選書など他の出版社からも発刊されています)
私の印象としては、光文社古典新訳文庫が読みやすかったです。
理由は、
・文体がわかりやすい
・本文前に「読む前の心構え」的な記述が訳者によって書かれていて、それが素人の自分にはとてもありがたい
・解説が手厚い
そう、私一人では読んでいて気づかなかった視点や文脈、背景などを補ってくれる要素があることが、とてもいいなぁ、と思ったんです。
”百冊で耕す”で、「難しいな」と思う本は、それに関する解説本や要約本などを助けにするといい、と触れていました。
漫画で読破、とか、NHKの100分de名著、のようなものでもいいらしい。
そうそう、人には理解するためのそれぞれの階段があって、その段差や段数もまた人ぞれぞれ。
自分には難しいな、と思う本は漫画で読破シリーズで逃げていましたが(笑)その後に実際の本を手に取ると読書が楽しめるんですね。
私の”罪と罰”の選書は、まさにその第一歩かもしれません。
本を読むのにこなれてきたら、訳者違いでも読んでみようかな、と思いました。これはこれで楽しそうです。

こちらは今読んでいる方法序説。

