とある平日の日、ランニング仲間Cさんからのお誘いで、いつものランニング仲間でサントリー社の白州蒸溜所見学ツアーに行ってきました。(お酒が飲めないAさんはさすがに不参加^^;;)
この見学ツアー、なかなか人気があるようで休日で枠を確保するのが難しそう、ということと、早めに設定すれば時間の融通が利くメンバーということもあり、平日の午前の枠をとってもらいました。
会場には中央本線の小淵沢駅から送迎バスで向かうので、定番の特急あずさ1号に乗り込みます。


ちょうど4人なのでシートを向かい合わせにしておしゃべり。
KさんとHさんは朝7時という時間ですがもう飲み始めています(笑)
私とCさんは大人しくコーヒー(^^)
(以前Kさんと他のランニング仲間で同じ朝7時のあずさで諏訪の酒蔵巡りをしたとき、朝から飲んで昼過ぎにはキマっていた経験が、私を自重させました(笑))
平日で朝1番の特急にもかかわらず、全席満席(あずさは全席指定席です)らしい。
車内を見渡すと旅行よりは仕事系と見られる人が多い印象。案の定富士山の玄関口に向かう大月駅ではほとんど降りず、その先の甲府駅でかなり人が降りました。
小淵沢駅は特急で、その後韮崎に停車した次の停車駅です。
トレランのレースによくでている他の3人はこの小淵沢駅はおなじみらしいのですが、私は実は初めての下車(^^)

改札をでると向かいのまどから南アルプスの甲斐駒ヶ岳がよく見えます。左側の奥は鳳凰三山のようです。

駅前は高い建物がないせいか、空が広くて開放感あります(^^)

サントリー社が用意してくれた無料の送迎バスです。乗車して約10分ほどで到着します。

会場の駐車場からおがめる八ヶ岳。
Hさんによると、中央の雪をかぶっているのが昨年みんなと登った赤岳(阿弥陀岳もそのあたり)。右側が権現岳、赤岳の左側で雲がかかっているのが編笠山、更に左が西岳ではないか、とのこと。

「白州の森」とあるように、ここは広大な森の中に自然に溶け込むようにつくられた施設だそうです。

開店時間の10時に入口館内に入ると、受付の近くにこの施設のジオラマがありました。
受付をして見学者用のストラップをつけて(お酒が飲める人と飲めない人を色分けしていました)敷地内に入っていきます。
たくさんの鳥のさえずりがきこえる中スギやアカマツなどの樹木の合間にある遊歩道をゆったり散歩するようにツアー開始場所まで歩いて向かいます。

こちらは「ウイスキー博物館」。ウサギの耳のような屋根の構造が特徴的です。

中に入ると、蒸留タンクや樽のレプリカが展示されています。
ツアーは、この左側にある椅子に座って左側にあるスクリーンに投影される資料を見ながらうける説明からスタートです。
ここの施設がどういう経緯でつくられたのか、その沿革を紹介してくれました。
次に蒸留所へ移動です。
ツアーにはツアーガイドさんがついていて、首からハンドスピーカーをぶら下げているので歩いて列が長くなっても声が届きます。なるほど。。。

こちらが蒸留所です。

入口入るとすぐ左手に原料の展示があります。
ウイスキーの原料は「水」と「麦芽」。麦芽は水に浸して発芽させたものです。
ここでピートと呼ばれる泥炭(でいたん)を燃やしてスモーキーな香りをつけた「ピーテッド麦芽」と「麦芽」の香りを体験させてくれました。
ウイスキー「白州」はシングルモルトウイスキー。
1つの蒸留所(シングル)で大麦麦芽(モルト)でつくられた原酒をいくつか配合してつくれらたウイスキーがシングルモルトウイスキーだそうです。
この配合をする人が「ブレンダー」と言われていて、サントリーの第1代〜3代社長はマスターブレンダーでした。

ここではプロジェクションマッピングを使って白州ができる工程をわかりやすく説明してくれました。

こちらはろ過した麦汁を発酵させて酵母を加えて「もろみ」を作る「発酵」槽です。
とても大きいです。このタンク、地上にでているのは全体の2割程度で残り8割はこの床より下にあります。
ちょっと甘酒のような甘い香りが施設内をただよっていました。

発酵槽の隣の建物には、このように蒸留タンクがある「蒸留」工程があります。
これもこの下に大きなタンクが繋がっています。
アルコールは水よりも沸点が低いので、水の沸点(100度)とアルコールの沸点(約78度)の間の温度にすると、アルコールだけが気化します(気体になる)。
そのアルコール蒸気が発生して上にあがったところに低い温度のパイプにふれると温度が下がって液体に戻ります。その仕組みを利用したのがこちらの蒸留タンクで、なので上にストローのような細くなっているんですね。
左側が1回目の蒸留タンク、右側が2回目の蒸留タンクで、2回の蒸留をへてアルコール度数70%まで凝縮するそうです。
この後ここからバスに乗って2〜3分、ちょっと離れたところの貯蔵所の見学です。

こちらが使っている樽。左の3つはアメリカのオーク材が使われており、右側の樽はスペインのオーク材だそうです。
樽の大きさと材質は出来上がる味にそれぞれ影響を与えるため、どんな味にしたいのかで樽の選択肢がかわるそうです。

こちらアメリカのオーク材の原材です。樹齢数百年になるんだとか。直径で1.5メートルはあります。

樽に寝かしているとこのように色と量が変化していくんだそうです。
右側が10年ほど、左側が数十年寝かせたものだそうです。
色は樽材の成分が溶け込んでくるため、量は温度変化による樽の膨張と収縮の過程で少しずつ気化して外に出ていってしまうためだそうです。
これは「天使の分け前(Angel's Share)」と呼ばれているそうで、天使が飲んでしまったのだというスコットランドの人たちのユーモアから生まれた表現のようです。

こちらが貯蔵所。所狭しとタンクが並んでいました。
さあ、見学ツアーが終わったらお楽しみの試飲コーナーですが、ちょっと長くなったので次回にお伝えします(^^)