次回の課題図書はインテルを創業した故アンドリューSグローブ氏著の「パラノイアだけが生き残る」です。
この内容や所感は別途アップしようと思いますが、読んでいて印象的なフレーズがあったのでここでご紹介させてもらいます。
(以下「パラノイアだけが生き残る」書籍106ページから引用)
学生時代のことあが、経営学の担当教官が、ある映画のワンシーンを見せてくれた。
第二次世界大戦を描いた『頭上の敵機』のいち場面だった。
その中で、ある新任の指揮官が呼び出され、軍規を無視して目に余る行為を繰り返す、自滅親善の飛行中隊の更生にあたるよう命じられる。
任務に向かう途中弟子期間は運転手に車を止めさせ、外に出てたばこを燻(くすぶ)らせた。彼の目は遠くを見つめていた。
しばらくして、最後の一服をすい終わると、彼は投げ捨てたタバコの火を靴のかかとで揉み消し、運転手の方を振り返って言う。
「さぁ、軍曹、出してくれ」。
共感は、この場面を何度も何度も繰り返し私たちに見せ、リーダーが決断をするときの様子を非常にうまく描写していると語った。
耐え難いほど厳しい変化の中でひとつの集団を導いていくという、困難で、不快で、危険な任務に身を投じるためには、決断することが必要なのだ。
その瞬間にリーダーは何があっても前に進もうと決意するのである。
(以上引用終わり)
ちょうどこれから動き出すプロジェクトにたずさわることになった私にとって、この文章は私のためにあるのではないかと思うほど、自分の心理にがっつり語りかけてきました。
うまくいくかな、とか、困ったどうしよう、といったフワフワしているのではなく、「ベスト尽くして諦めずにやり遂げる」と決意することで、目の前にどんな状況があっても逃げないという覚悟を決めることが今の私にもっとも必要な気持ちなんだと、僭越ながらグローブ氏に言われたような気分です。
これから数ヶ月、がっぷり四つです(^^)
パラノイアだけが生き残る 時代の転換点をきみはどう見極め、乗り切るのか