書評・論評・映画評・学び
増補 復興の書店 (岩波現代文庫 社会358) 作者:稲泉 連 岩波書店 Amazon 『増補 復興の書店』を読みながら、書店とは何か、そして人にとって本とは何かを改めて考えさせられました。 本書は、もともと2012年8月に小学館から単行本として刊行され、2014年11月…
僕の死に方 エンディングダイアリー500日 作者:金子 哲雄 小学館 Amazon 先日、金子哲雄氏の『僕の死に方 エンディングダイアリー500日』を読みました。 友人から勧められてお借りしてから長いこと積ん読になってしました^^;; まず驚いたのは、この本が亡く…
ファシズムの教室 なぜ集団は暴走するのか (朝日文庫) 作者:田野 大輔 朝日新聞出版 Amazon 今回の読書会の課題図書はこちら。 甲南大学で「ファシズムの体験学習」を10年ほど行ってきた著者が、その体験を中心に「なぜ集団は暴走するのか」を考察した内容を…
3か月にわたったオンラインセミナーが終了しました。 受講したのはこちら。 weblab.t.u-tokyo.ac.jp 「自分の会社あるいは業務にAIを取り込み世界で戦える経営人材の排出を目的」とすると本講座の冒頭に紹介されています。 私は世界で戦おうなんてだいそれた…
超訳 歎異抄 (ディスカヴァークラシック文庫シリーズ) ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 安永雄彦氏の『超訳 歎異抄』を読みました。 本書は、浄土真宗の開祖・親鸞の教えを現代の言葉でわかりやすく解説した一冊です。 『歎異抄』は、親鸞の死後、…
先日、NHKの「フロンティア」でダークマターの特集を見ました。 www.web.nhk 私は子供の頃から宇宙に興味があって天体望遠鏡も持っていました。 が、大学で物理系の学科に進むも、そこで量子力学にぶつかって見事に挫折したことは何度かこのブログでもお話し…
タイタン (講談社タイガ) 作者:野﨑まど 講談社 Amazon 今回の読書会の課題図書はこちら。 AIが全人類の労働を代行する「完全自動化社会」となった未来を舞台に、「仕事」の本質を問い直すSF小説です。 人類は超高度AI「タイタン」に生活のすべてを委ね、労…
金子みすゞ名詩集 作者:金子みすゞ 彩図社 Amazon 今回読んだ本はこちら。 おそらく中学生になって以降初めて詩集を読んだかもしれません。 それくらい詩集というものを手にしなかった私。 きっかけは、先日ここで紹介した「百冊で耕す」を読んだこと。 www.…
水中の哲学者たち 作者:永井玲衣 晶文社 Amazon 今回の読書会の課題図書はこちら。 哲学をテーマにしたエッセイ、というところでしょうか。 哲学と聞くと、うーん、と引いてしまう人の方が多いんじゃないか、と想像します。 かくゆう私もその1人です。 「少…
NHKオンデマンドの配信期限が早い順に必死に視聴しています(笑) www.almater.jp オンデマンドの特権で、不本意ながら速度を1.5倍ほどに設定して”全集中”モードで視聴しています(笑) 100分de名著シリーズは、NHK出版からテキストが発行されているのですが…
罪と罰 上 (岩波文庫) 作者:ドストエフスキー,江川 卓 岩波書店 Amazon 罪と罰 下 (岩波文庫) 作者:ドストエフスキー,江川 卓 岩波書店 Amazon 今回読んだのはドストエフスキーの代表作「罪と罰」。 本当は上巻、中巻、下巻と3部作なのですが、中巻を持ち合…
生きる言葉(新潮新書) 作者:俵万智 新潮社 Amazon 今回の読書会の課題図書はこちら。 SNSやAIが登場してたくさんの”言葉”が周りに氾濫してきた中、「サラダ記念日」でご存知の俵万智さんがこれまでの踏まえて、言葉の使い方について考察しています。 俵万…
フォードvsフェラーリ (字幕版) Matt Damon Amazon 先日”自分の時間を満喫する”金曜日の1人宴会のときに、久しぶりに映画を視聴しました。 読書会の課題図書だった「マネーボール」を読んだときに一度視聴した映画版を再視聴しましたが、それを除くと約半年…
先日このブログでご紹介した「百冊で耕す」で紹介されていた、読書方法の一つに、 難しい本ならば解説書などをどんどん活用するといい という案内がありました。 そうなんですよね、私1人ではとても理解できない内容や背景がたくさんあります。 解説書にもい…
イン・ザ・メガチャーチ (日本経済新聞出版) 作者:朝井リョウ 日経BP Amazon 今回の読書会の課題図書はこちら。 久しぶりに小説です。 昨年12月に「マネーボール」を扱いましたが、ドキュメンタリーに近かった印象で、純粋な小説となると昨年7月の「成瀬は天…
関越えの夜 東海道浮世がたり (徳間文庫) 作者:澤田瞳子 徳間書店 Amazon 今回読んだ本はこちら。 澤田瞳子氏の「夢も定かに」の次に2014年徳間書店から発刊された小説です。 この本がどんな本かは、巻末の”解説”で清原康正氏がうまく表現していらっしゃるの…
www.web.nhk 先日録画してあったNHKのフロンティアを視聴。 お題は「パンデミック」。 COVID-19による世界的なパンデミックが発生したのが6年前の2020年。 このパンデミックでは世界中で約700万人の方々が亡くなったそうで、今も続いているそうです。 これま…
百冊で耕す〈自由に、なる〉ための読書術 作者:近藤 康太郎 CEメディアハウス Amazon 今回の読書会の課題図書はこちら。 朝日新聞社の記者で、天草に移住して農業、狩猟も行いながらジャーナリストとしても活動を続けている近藤康太郎氏の著作です。 ”読書…
夢も定かに (中公文庫) 作者:澤田瞳子 中央公論新社 Amazon 今回読んだ本はこちら。最近ハマっている澤田瞳子氏の作品です。 「孤鷹の天」「満つる月の如し」「日輪の賦」に続く単著の4作目です。2013年の作品で2016年に文庫として発行されました。 時代は奈…
天才はディープ・プラクティスと1万時間の法則でつくられる ミエリン増強で脅威の成長率 作者:ダニエル・コイル パンローリング株式会社 Amazon 2026年最初の読書会の課題図書はこちら。 元日の所信表明で触れた「ミエリン」はこの本からうけた知見です。 短…
自動録画で録画されていたビデオの中に「NHKスペシャル ホットスポット 最後の楽園 season4 第1集 絶滅と進化が紡ぐ生命」があり視聴しました。 www.web.nhk この番組の中で「大絶滅」という言葉がでてきました。 大量絶滅とも言われているそうです。 通常生…
僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう (文春新書) 作者:山中伸弥,羽生善治,是枝裕和,山極壽一,永田和宏 文藝春秋 Amazon 年末年始に実家に行ったときに、母が図書館で借りてきた、という本が私の机の上においてありました。 「興味あるだろうから読んでい…
王朝序曲 上 誰か言う「千家花ならぬはなし」と――藤原冬嗣の生涯 (朝日文庫) 作者:永井 路子 朝日新聞出版 Amazon 王朝序曲 下 誰か言う「千家花ならぬはなし」と――藤原冬嗣の生涯 (朝日文庫) 作者:永井 路子 朝日新聞出版 Amazon 今回読んだ本はこちら。 先…
マネー・ボール〔完全版〕 作者:マイケル ルイス 早川書房 Amazon 今回の読書会の課題図書はこちら。 ブラッド・ピットが主演した映画「マネーボール」の原作本です。 www.sonypictures.jp 以前観たことがある映画だったのでなんとなくの流れは覚えていたつ…
時々このブログでも紹介しているNHK BS放送の「フロンティア」。 科学、宇宙、文化、歴史、芸術、ファッションなど 様々な分野でフロンティアを切り拓く“開拓者(フロントランナー)”たち 。未踏の知の最前線、そこではどんな景色が見えるのか?4Kスーパー…
日輪の賦 (幻冬舎時代小説文庫) 作者:澤田 瞳子 幻冬舎 Amazon 今回読んだ本はこちら。最近ハマっている澤田瞳子氏の「孤鷹の天」「満つる月の如し 仏師・定朝」に続く第3作目になります。 舞台は持統天皇(作中では”讚良大王(さららのおおきみ)”として表…
砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書) 作者:川北 稔 岩波書店 Amazon 今回の読書会の課題図書はこちら。 砂糖という商品を通じて世界がどう動いてきたかをわかりやすく解説した本です。 岩波ジュニア新書ということで学生にむけた本のためか、読みやすい文章でし…
輝山 (徳間文庫) 作者:澤田瞳子 徳間書店 Amazon 今回読んだ本はこちら。 再び澤田瞳子氏作品で「輝山」です。 「孤鷹の天(上)(下)」「満つる月の如し 仏師・定朝」に続いて3作目。 すっかり澤田氏の作品にハマっています(^^) 今回の舞台は、時代は江戸…
アフターAI 世界の一流には見えている生成AIの未来地図 作者:シバタ ナオキ 日経BP Amazon 今回の読書会の課題図書はこちら。 先日の高校の同窓会では、90歳を超えられた当時の担任の先生(私とは別のクラス)がご挨拶で「最近ChatGPTというお友達をみつけま…
満つる月の如し 仏師・定朝 (徳間文庫) 作者:澤田瞳子 徳間書店 Amazon 今回読んだ本はこちら。 デビュー作「孤鷹の天」で第17回中山義秀文学賞受賞を受賞した直木賞作家・澤田瞳子の第二作です。 www.almater.jp 今回の作品は第32回新田次郎文学賞を受賞し…