(画像:Netflixより引用)
ずっとサスペンス系が続いていたので、久しぶりにヒューマンドラマ系を選択。
イギリスのタレント発掘番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」をきっかけに世界的に有名になったオペラ歌手ポール・ポッツの半生を描いた、伝記的映画です。
場面はポールが子供の頃からいじめられていて、それがおとなになっても続いているという流れから入ってきます。
街の携帯電話ショップで働いていたポールは、子供の頃にきいたオペラに魅了され、天性の声を活かしていつかはオペラ歌手になりたいと夢見ます。
そんな時に出会った女性がジュルズと出会い結ばれます。
ヒューマンドラマということで、パートナーと結ばれてハッピーエンドと思いきや、結ばれるのは映画の半ば。
それからまたいくつもの困難に出会います。
そして最後ブリテンズ・ゴット・タレントで見事に優勝し、スターの階段を駆け上がるというハッピーエンドで終わります。
これは実在の本人の話でネタバレにもならないので結末を披露しちゃいます(^^)
ブリテンズ・ゴット・タレントのシーンでは審査員サイモン・コーウェル、アマンダ・ホールデン 、ピアーズ・モーガンそれぞれ本人役で登場します。
陳腐な恋愛物語ではなく、恋愛要素はあくまでもアクセントとして、本人の波乱万丈を軸にしているので、飽きずに観ることができました。
この映画、主人公ポールを演じたジェームズ・コーデンもよかったのですが、脇役がいい味を出していますね。
奥さんとなるジュルズ演じたアレクサンドラ・ローチ、携帯電話ショップの店長でポールの上司ブラドンを演じたマッケンジー・クルックの存在感がよかったです。
アレクサンドラ・ローチは映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」で若き日のマーガレット・サッチャーを演じています。
この時はマーガレット・サッチャーを見事に演じていましたが、今回は田舎から出てきた包容力のある心優しい女性を見事に演じきっています。
演じたアレクサンドラ・ローチというよりは、彼女の演じたジュルズのファンになりそうです(^^)
マッケンジー・クルックはダメダメ店長ぶりが板につきすぎです(笑)
サクセスストーリーですし、目立った暴力シーンや性的シーンがないで、安心して観ていられます。
ちょっと心が疲れた時にはこういう映画もいいのではないか、と思います。