昨日さぼっちゃった社説、今日はがんばろう(^^)/
まず各社どんな話題か見てました。
朝日、読売、毎日は「イスラム国包囲網」と「アギーレ監督解任」
産経は「イスラム国の正体」と「電気供給源」について
日経は「アギーレ監督」と「タクシー業界」
4社が言及した「イスラム国」だがヨルダンパイロットがすでに殺害されていたことを受けて、殺害しておきながら交渉材料にするその卑劣さを非難する姿勢は各社共通でしたが、主張が微妙にスタンスが違います。
朝日は「過激派組織が破壊しようとしているのは、世界が長い歴史を経て築いた人権と自由の価値」と表現し、読売は「イスラム国に多くの戦闘員が集まる背景には、貧困や格差、政治の腐敗といった中東の根深い問題が横たわる」と述べています。
私はイスラム国のような過激派を産んだ背景として、欧米諸国の植民地政策とその後の勝手な国境つくり、イラン革命以前に見られた石油搾取構造、言いがかり的な戦争となった米国のイラク進攻といい加減な後始末ぶり、といった欧米諸国の傍若無人な政策も無関係ではないという印象を持っています。各新聞社でそういった歴史的背景に言及しているところはありませんでした。
毎日は感想文みたいで今回はちょっと失望です。産経は今度ある対テロ国際会議で日本政府が具体策を提示するよう期待感を示しています。
こんな感じで読む人は勝手に解釈するんですね(^^)/
だからこそマスコミの発信は影響力が大きいですね。