48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

いい仕事

今日は前にあずかっていた物件にまだおいてあった種々の備品を引き取るため、そこを管理している設計事務所の方と一緒に車で搬出、移動、搬入作業をしていました。

車で片道40分ほどのドライブなので、久しぶりにゆっくりと話をしました。

この方は私がシェアハウス運営を始める前からお世話になっている方で、今でもいろいろと物件のことを相談させてもらっているNさんといいます。

特に最近は「シェアハウスの運営のしかた」について意見交換することが増えてきました。それは運営のやり方でオーナーも入居者も満足することもあれば不満に思うこともある、といった違いがいろいろと見えてくるようになったからです。

たまたま昨日のブログでも紹介した「ジョブ理論」に共感するところがあった私は、Nさんに「相手は『何がほしいか』ではなくて『何を解決したいか』というところに本来の欲求があるし、普段それを相手本人が意識していない、あるいはできていないこともある」という話をしました。

するとNさんは「そういえばつい最近あった話なんだけどね」と前置きしてこんな話をしてくれました。

「今立ち上げているシェアハウスに照明機器を数個購入して現場に直送する手配をしたんだ。配送予定日の朝になって宅配業者から電話がきたんだよ。最初『なんだよ、こんな朝早くから』と思ったんだけど、その業者さんは『このたくさんの照明機器はご自宅の配送で間違いないですか』って訊いてきたんだよね。こちらのミスで自宅に発送するよう手配しちゃったことにそこで初めて気づいて、『いやいや自宅じゃない。これからいうところに転送してくれる?』ってお願いしたら、二つ返事でOKしてくれたんだ。えらい助かったんだよ」

この宅配業者の方はとてもいい仕事をしたなぁ、というのが私の印象でした。表向きは記載されている住所に指定された日時に配送することで宅配業者の責任は果たせます。しかし、今回この担当者は「おかしい」と感じたんです。「こんなたくさんの照明機器を自宅に本当に使うのだろうか」と。だから確認するという行動をまずとりました。実際に届けて再配達の手配をかける面倒がなくなるという利点もありますが、私は「この荷物をお客さんが使うことで何かを解決する」ことに貢献する意義を普段から意識しているのではないかと思いました。言われたとおりに配達すればいい、という意識ではないのでは、と。

シェアハウスの運営にあたり「ルール」という形をできるだけとらないようにしています。あくまでも「マナー」として、一緒に暮らす人たちへちょっとした配慮をすることで、お互いが受け入れられる環境を育み醸成できたらと思っています。ルールだと「それを守りさえすればいい」という気持ちが先行し配慮する意識が乏しくなりがちです。思考停止にむかっていきます。論理的だけでない世界、すなわち感性の世界があって人はこの感性に大きな影響をうけるのではないかと思っています。「共感」が人を動かす大きな力になりうるのはいい例ではないかと。

この宅配業者さん、配達担当者の無駄を防ぎ、受取人のミスを解消し、ほんといい仕事をしたと思います。

写真はゴルフコンペでお世話になっている前職の先輩の奥様が作られてた3Dアートです。ここ数年コンペの景品またはお土産にといつも奥様が作成してくださりますが、私はずっと幹事ながら一度もいただいたことがなかったのです。不憫に思ったか(笑)先輩が私に個人的にお送りいただいたものです。とても素敵な作品なので、本当にうれしかったです。

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