48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

銭湯とシェアハウスのコラボレーション

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弊社が運営しているシェアハウスの1つにランニングシェアハウスがあります。

 

場所はスカイツリーで有名な押上。

 

地域でいうと業平というところになります。

 

平坦な土地で西は隅田川、東は荒川と走れる環境が整っています。

 

シェアハウスでは毎週平日ランと月一度のランイベントがあり、ランニングが日常の生活のリズムになっているんですね。

 

そんなランニングシェアハウスに興味深いお問い合わせが・・・

 

「銭湯とコラボしませんか?」

 

お〜〜。

 

銭湯の魅力は大浴場。大きく手足を伸ばして開放的な気分になれるのがなんといってもいいですね。

 

そしてリーズナブルな値段。東京都の場合460円。

 

スーパー銭湯などではいろいろな施設や設備がある一方で1,000円以上かかるので利用頻度に少々影響がありそうです。

 

一方シェアハウスはほとんどがシャワーが中心で浴室、しかも追い焚きがついている、あるいは常時入れるといった浴室をもっているところは少数です。

 

日本での生活においてお風呂とのかかわりは小さくはないので、近くに銭湯があって気軽に利用できるといいな、みたいなことは思っていました。

 

そんなときのお声がけ(^^)

 

声をかけていただいたのは“押上温泉 大黒湯”さん。

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(押上温泉大黒湯さんのホームページから引用)

 

ホームページはこちら

www.daikokuyu.com

 

創業70年の老舗ですが、旅行客への案内、待合所での美術展など、たくさんのアイデアで利用客の皆さんを楽しませていらっしゃいます(^^)

 

そしてここのすごいところは「オールナイト」で「朝も営業」しているところ!

 

通常都内の銭湯はだいたい15:00〜24:00近辺が営業時間であるところが多いです。

 

なので夜遅く帰ってきた時や、朝風呂に入りたいなんていう時に利用できないのがちょっと残念だったんです。

 

でも大黒湯さんの営業時間なら、終電で帰った後や朝にお風呂に浸かることができます。

 

これは私個人の感覚だとかなり画期的です(^^)

 

メンテナンスや人の手配など大変なところが多いと思いますが、大黒湯さんはチャレンジされています(^^)

 

さてコラボレーションの中身です。

 

利用促進のために利用料を値引きしてもらうのが一番わかりやすいのですが、銭湯は浴場組合というものがあり値段が均一に設定されているため値引きは断念。

 

ただ大黒湯さんの裁量の範囲内で施設利用についていくつか便宜を図っていただくことになりました。

 

ランステ代わりにも使っていいことになったので、冬寒い中走った後にはありがたいですね。

 

弊社もハウスメイトに還元すべくスタンプカードを作りました。

 

利用ごとに大黒湯さんにスタンプを押してもらい10個溜まったら弊社からキャッシュバックがあります。

 

シェアハウスの福利厚生の一環としてお試しで運用してみることにしました。

 

ハウスメイトからのフィードバックが楽しみです(^^)

 

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銭湯ってとても素敵なシステムだと思っています。

 

  • 大浴場に
  • リーズナブルな値段で
  • 手軽に

利用できるところが魅力ですね。

 

一人暮らしのお風呂生活では、

  • いつでも好きな時に入れる
  • 自分のペースで浸かっていられる
  • 好みの温度に設定できる
  • 歌を歌ったり本読んだり好きなことができる

といった良さがあります。

 

一方で

  • 毎回お湯をはる
  • 使い終わったら掃除する
  • 空間が狭く開放感を感じにくい

といった残念なところもあります。

 

この残念なところを解決する手段の一つが“銭湯”です。

 

“銭湯”はシェアハウスと共通点があります。それは、

 

「1人では保有、維持することが困難な環境を享受できる」

 

「コミュニティーの場」

 

という点です。

 

大きな負担を利用者に割り振るので1人あたりの負担を小さくすることができます。

 

大きなお風呂設備を維持・運営する負担を分担して共用する。

 

まさに銭湯は“シェアビジネス”の1つだと思うんですね。

 

そして銭湯ではご近所さんたちが仲良くお話をされている光景をよく見ます。

 

銭湯は6世紀に日本に導入された仏教にある「沐浴」から「施浴」にその起源をみることができ、平安時代末期京都に銭湯のはしりと言われる「湯屋」が登場したそうです。

 

また江戸時代からは憩いの場として発展し社交の場としても多くの人達に利用されるようになったそうです。

 

(出展:銭湯の歴史 | 【公式】東京銭湯/東京都浴場組合

 

今をときめく“シェアビジネス”が平安時代からあったなんて(^^) 

 

シェアハウスと銭湯、とても親和性のある社会同士のコラボですね。