いや〜、参りました。
トイレットペーパー、ティッシュ、キッチンペーパーが店から消えてしまって。。。
元はデマから始まったというこの騒動。
デマはデマコギー(Demagogie:ドイツ語)の略で、元々は「政治的な目的を持って意図的に流す嘘のこと」だったそうな。
三国志や戦国時代を舞台にした小説や漫画では、よく意図的にデマを流して相手国を混乱に貶める策略が登場しています。
テレビでは
デマがでると「信じる人」と「信じない人」がいて、信じる人がデマにのってしまう一方で、信じない人が「信じている人が行動を起こすだろう」と先読みして、自分にその被害がおよばないように、そのデマを信じた人と結局同じ行動をとってしまい、「デマ」が「事実」に変わってしまう恐ろしさ、について触れていました。
私が今回感じたのは、「備えあれば患いなし」でした。
何かことが起こりそうだ、と感じた時に自分の身を守ろうという行動は、ある意味本能的なことであり、致し方ない面もあると思います。
震災に備えて水や食料を備蓄していることは以前にも触れました。
こういう時に生活消費財が一時的に品薄になっても、1ヶ月位は大丈夫くらいの余裕、ゆとりがあれば、デマに踊らされることはなくてすみます。
自分ひとりならなんとかなる話でも、シェアハウスを運営している立場としては、確保に躍起にならざるをえません。
今回はデマが発端なので、基本メーカーや販路には在庫や材料はあるわけで、デイリーで配達がされているんですよね。
なので一時的なものとして、今回は当座1週間もてばなんとかなるだろう、と思って最低限の確保にとどめています。
なお台湾では、不足しているマスクがどのショップにあるのかをスマホで確認できるアプリがでたり、同じくトイレットペーパーが少ないというデマが流れたことで、デマを流した女性を逮捕したり、と政府が上手にネットを活用して国民の生活をサポートしているのが印象的です。
(引用:台湾、トイレットペーパー品薄につながるデマを流した女3人を逮捕)
日本でもいろいろとデマ騒動がありました。
関東大震災のときに朝鮮人、朝鮮系日本人、朝鮮人と間違えられた日本人が殺害されるという悲惨な事件が起きていますが、これも「朝鮮人が放火したり井戸に毒を投げ込んでいる」というデマによるものでした。
石油ショックのときには、原油価格が70%アップすることで政府が「紙の節約を」と発表したら「紙がなくなる」という広告がでて、トイレットペーパーの買い占めというパニックを引き起こしました。
東日本大震災のときはチェーンメールが横行し、ネットワークに支障をきたしました。
北海道地震の時は「これから大きな地震がくる」という噂がネットで拡散されたり、水道電気ガスの復旧に関する憶測がLINEなどで拡散され、被災者が混乱するということもありました。
デマが起こることは自分では避けようがないのですが、そのデマに巻き込まれたり、踊らされないようにすることは自分でもできます。
その対策の一つが「備えあれば憂いなし」ではないかな、と感じました。
恥ずかしながら私は備えが十分でなかったことを露呈してしまいました。
まだまだ自覚が足りていません(^^)
騒動が収まってから徐々にその備えをしていこうと思います。