48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

アメリカ大統領選挙

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アメリカ時間の11月3日は4年に一度の大統領選挙。

 

メディアで報道されているように、だいぶ「混乱」している印象です。

 

コロナの影響で郵便投票の期日を州ごとに設定したことや、1億人分という膨大な量がケチとなり、トランプ陣営は民主党の得票を「違法」呼ばわりしているし、バイデン陣営は勝利宣言の準備を始めている。

 

昨今のメディアの信憑性を鑑みて、何が真実なのかは皆目見当がつかないのですが、東西冷戦に決着をつけて20年間実質の世界の覇者であったアメリカ合衆国とは思えない光景が目につくことに、違和感を感じざるをえません。

 

選挙前からのトランプ陣営による「違法」呼ばわり

直接投票はトランプが有利、郵便投票はバイデンが有利、と言われていましたが、早々からトランプ陣営は郵便投票そのものを否定し、「不正が行われている」と言い続け、いくつかの州では法廷に訴えているらしい。

 

バイデン陣営からは直接の反論は耳にしません。

 

アメリカのメディアも日本のメディアも、トランプが負け惜しみで遠吠えしているという印象を与えるような報道にはなっています。

 

トランプ大統領自ら「不正の事実の証拠をたくさん握っている」と記者会見していましたが、法廷にでた州のいくつかでは却下されているし、トランプ大統領自身も具体的な証拠を何一つみせていません。

 

確かに「ほんとうか?」と疑いたくなります。

 

一方で、今回の大統領選挙は「接戦すぎる」印象がぬぐえません。

 

しかも郵便投票によっていくつかの州が「接戦」になっているんです。

 

陰謀論的な視点でみると、何か工作があるんじゃないか、なんて勘ぐりたくなります。

 

でもどんな工作が可能なんでしょう。。。

 

なりすましかな。。。

 

今回時間がかかっているのも、実際の投票権を持っている人との照合などもあるとか。

 

「ない」ことを証明するのは悪魔の証明といわれ、非現実的であるので、「ある」と主張しているトランプ陣営がはっきりとした証拠を持って堂々と公開してほしい、ですね。

 

それができない限り、選挙妨害と言われても仕方がないでしょう。

 

 

アメリカが二分されている

数日前から取材を通じて、トランプ派とバイデン派との激しい応酬が伝わってきます。

 

口角泡を飛ばす、ではないですが、マスクもしないで目の前で怒鳴り散らしている姿は見ていて気分のいいものではありません。

 

ただでさえ、つばを飛ばしやすい言語なのに、これじゃコロナは蔓延するよな、と思っちゃいます。

 

自由を何よりも愛する国だから、どんな主張をしようが、どんな考えを持とうが、どんなに非難しようが、それは許されている権利ではあります。

 

しかし親子で共和党支持、民主党支持に別れたために家族が断絶してしまったところもあるとか。

 

あげくには、郵便投票に不正があると信じた共和党支持者が選挙センターを攻撃しようとして(未遂でしたが)逮捕される事態もおこっています。

 

自由とならんで民主主義の旗頭であるはずのアメリカ合衆国が、民主主義の礎の一つである「選挙」を妨害しようとしている・・・

 

郵便投票の不正を訴えている人たちの多くは、トランプ大統領が明確な証拠を出していないにもかかわらずそれを信じて、民主党を攻撃しています。

 

SNSで流れてきた情報を鵜呑みにしている人が少なくないだろうという印象をもちます。

 

数ヶ月前トイレットペーパーや小麦粉が店頭から消えた日本と変わりません。

 

根拠の確認もなしに、信じて行動して銃を持って人を傷つけようとしていることに、恐ろしさを感じます。

 

もちろん、共和党支持者、民主党支持者ともに「どちらが勝とうとアメリカがまとまっていい国であってほしい」と願っている人たちもいます。

 

選挙センターで窓をたたきながら「集計をやめろ」と叫び続けている人たちや、銃をもった警官が警備している様子を見ると、軍事独裁政権下の選挙か?と目を疑ってしまいます。

 

 

 

 

コロンブスの発見以来、多くの国から多くの人達が集まり、価値観の異なる人達を受け入れる土壌を作って発展してきたアメリカ合衆国はどうしちゃったんだろう。。。

 

メディアを通じて我々に届けられる情報は、彼らの偏った取材によるごくごく一部の様子であってほしい、と願わずにはいられません。

 

今いがみ合っている人たちも、選挙が終わったらラグビー精神である「ノーサイド」で手を取り合ってほしいなぁ、と友達同士の喧嘩をみるような気持ちで大統領選挙を見ています。