48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

3.11

早いもので4年たちました。

2011年3月11日14時46分、私は中国出張からの帰りの便で成田空港に着陸し、

ターミナルまで緩やかに滑走している機内で、

無事着いた安堵感にひたりながら仙台に帰ってから何を食べるか思案していました。

ターミナルに入る前に突然の急ブレーキで飛行機は止まり、

そして下から突き上げるような揺れ。

それから機内には詳細な情報は流れずただそこに止まっているだけ。

しばらくして携帯(まだガラケーだった)メールに

多賀城の事業所の後輩から津波がきて社員が避難していると連絡が入りました。

そこから始まった一連での出来事。

とてもここに書き尽くせるものではないです。

ただ、それ以来今まで以上に「生きる」ことを強く意識するようになりました。

自分は何のために生きているのだろう。

自分はどうありたいのだろう。

そんな問いかけが格段に大きくなりました。

そしてその2年後、新卒以来勤め続けた会社をやめ、

世界で一番小さい会社規模(1人しかいませんから(^^)/)の会社を興し、

今を一生懸命生きている自分がいます。

良かったことも悪かったことも含めて、

たくさんの出来事と運と縁とが積み重なって今があると思っています。

だから「あの時こうしたのは間違いだった」なんて考えることは

今の自分を否定することでもあり、とても勿体ない考え方だと思うようになりました。

生き物なのでいずれ死はやってきます。

でも今はまだ「生」をいただいてます。

後世にまだまだ貢献が足りない、という天の声かもしれない、

と信心深くない自分がいうのも不謹慎ですが、

そんな気がしています。

改めて今のこの時間を大切にしていきたいと思います。

そして4年前の震災で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。