48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

近所の挨拶回り

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今月で管理運営業務が終わる大山の物件。

 

立ち上げのときにお世話になったご近所へご挨拶にまわりました。

 

次の運営会社の担当の方も一緒にということだったので、待ち合わせをしてご挨拶回りをしました。

 

思えば運営の契約を締結したのが3月1日。

 

ご近所にご挨拶をしようと、まず訪問したお向かいのKさん。

 

呼び鈴をならして門の外でお待ちしているとバンっと扉があき、こちらが「こちらのシェアハウスの管理をすることになったものです」という挨拶が終わらぬうちに「やっと来たか!」とすごい剣幕・・・

 

あれ?なんか期待していたのと様子が違う・・・

 

「え?なにかございましたか」と恐る恐る尋ねると、

 

「ここの建設が始まってからというもの何も説明がなかった。オーナーと話がしたいといっても『はい、わかりました』というだけで全然つないでくれない。工事はどんどん進むし、何ができるのか皆目わからないし。頭にきてるんだよ」

 

と堰を切ったようにクレームが私の頭の上から降ってきました。

 

「ここの近隣の人たちはみんな不安になっていて困っているんだよ」

 

これはいかん!

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「初めまして!これからよろしくお願いします」というステージに上るまでに、ひと踏ん張り必要な状況だったんです。

 

ご挨拶にもってきたお菓子は受け取ってもらえず、出直しすることに。

 

ご相談させていただいた結果、建設開始以来ご迷惑をおかけしていたご近所の方々に説明会を開催することにしました。

 

日程を決めてオーナーのスケジュールもおさえて、資料作って、受け取ってくれなかったお菓子も用意して、と万全の体制で望んだ当日。

 

3月下旬の小春日和でした。

 

突然オーナーから「身内に不幸があっていけなくなった」と連絡が・・・

 

え〜〜!!

 

こうなったらしょうがない、アウェイで1人ではあるけど自分のやることに自信を持って臨もうと腹をくくる。

 

説明会は、見学会も兼ねてできたばかりの建物の中で行うことにしました。

 

どんな家なんだ?と知らないことが不安を余計に増長させると思ったので、とにかくオープンにすべてをあけっぴろげてお見せしようと思ったのです。

 

家具はまだ入っていません。

 

それでも各個室や水回り、自分の家との距離感など、見学に来られた皆さんには丁寧に色々みていただきました。

 

その後は説明会。

 

車座になってまず私から資料を使ってご説明。

 

その後質疑応答。

 

質問もあればこれまで溜まっていた不満もあり、みっちり3時間かかりました。

 

これからのことで感じている不安について、解決方法をこちらから提案しご理解をいただくというやり取りが後半のメインでした。

 

終わる頃にはまずは私のやり方を見させてもらおうかということで落ち着き、先日受取拒否にあったお菓子も受け取っていただけたのです。

 

いや〜、ほっとしました。

 

大きな関門突破です。

 

それから新しい入居者が入るたびにご近所に紹介しました。

 

一度見た顔であれば挨拶もしやすいかな、と。

 

挨拶ができるとお互いの存在が安心できるのかな、と。

 

お互いの存在が安心できると不安はでてこないだろう、と。

 

そんなことを期待して新しい入居者の紹介は必ずやってきたのです。

 

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当時からこれまでのことが浮かんできます。

 

そしていよいよご挨拶。

 

皆さん、まず驚かれていました。そりゃそうですよね。。。

 

その次に不安そうな顔が。

 

「これまではねぇ、ほんとによかったんだよ。皆さん礼儀正しいしね、ゴミもちゃんとやってくれるし、静かだし。とても安心していたんだよ。これからやり方変わるの?」

 

私からはこれからのことは言えないので、そこは新しい運営者の方にコメントをおまかせ。

 

私のようなおせっかい的な運営は、企業ではやらないところがほとんどです。

 

なぜなら敢えて手間をかける運営をしてきたからです。

 

企業は利益追求ですから、手間をかけないように効率をあげることを考えます。

 

やり方は当然変わるんです、残念ながら。。。

 

でも私からは言えない。それがとてももどかしい気持ちでした。

 

ご近所の皆さんに「オープンしてからホントよかったよ」と言っていただけたのが救いです。

 

今回ご用意したお菓子はちゃんと受け取っていただけました(^^)