48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

映画鑑賞〜「キャッチミー・イフ・ユー・キャン」

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(画像はAmazon DVDコーナーより引用)

 

ここんところ入居ラッシュで入居にまつわる対応に追われる毎日が続いています。

 

ずっと空いていた物件でこの時期に忙しくならない方がむしろヤバイ状況なので、これはこれでいいことなのですが、歳のせいか疲労感は隠せません(^^)

 

そしてとある平日、通常休息日としている金曜日は今月はフル活動で休めないところ、まったくアポなしの1日ができたので、この日を臨時休息日として映画鑑賞(^^)

 

この日に選んだのはこちら「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」。

 

レオナルド・デカプリオとトム・ハンクスの共演で知られる実話に基づいた映画です。

 

実話に基づいているとやはりリアル感がでてくるので、最近はこの「実話を基にした」という映画を好んでいます。

 

 

 

舞台は1960年代半ば(私もまだ生まれる前だった(笑))、アメリカで総額4百万ドルの詐欺事件が発生します。

 

小切手を現金化し不渡りが発覚する前にとんずら。

 

そしてなんとも大胆なのはパイロットでデットヘッドとして世界中をただで飛び回り、ときには医者として病院に勤め、時には弁護士として事務所に勤め、いろいろな職業に扮していたこと。

 

これがなんと19歳になる前の少年の行動だったのです。

 

 

 

最後はFBIに捕まって刑務所に行くのですが、最後はFBIに協力をするという条件で早く出所し、そして「金融偽造詐欺のコンサルタント会社」を立ち上げて、りっぱいに稼いでいるとか(^^)

 

10代の少年とプロのFBI捜査官の鬼ごっこはさながらルパン三世と銭形警部を思い起こさせるペアです(^^)

 

スピルバーグが監督をし、デカプリオ、トム・ハンクスといった大物が演じていることもあって、娯楽としてとても楽しい映画です。

 

 

 

この映画の中で気になる話が2つほどありました。

 

1つは「2匹のねずみ」の話。

 

もう1つは「ヤンキースはなぜ強いか」という話です。

 

 

「ねずみ」の話はこんな内容です。

 

「2匹のねずみがクリームの中に落ちました。1匹は諦めて溺れて死にました。もう1匹は諦められずにもがいていました。そしたらクリームがバターになって這い出ることができて助かりました。私はこの2番めのねずみなのです」

 

デカプリオ演じるフランクのお父さんがあるスピーチをしたときの内容です。

 

幸せは自分で掴むもので、誰にでもそのチャンスは有る!というアメリカらしい逸話です。

 

ケネディ大統領の就任演説でも「国があなたに何をするのかではなく、あなたが国に何をできるかを問おう」というフレーズがあります。

 

自分たちの力で切り開いていくんだ、という開拓精神というかパワーを感じます。

 

 

 

もう一つの「ヤンキース」の話はこうです。

 

「なぜヤンキースが強いか知っているか?ミッキー・マントルがいるかあ?違うよ、それは相手の目がピンストライプに釘付けだからさ」というもの。

 

当時のヤンキースは常勝軍団。

 

1949年から1953年まで5年連続ワールドシリーズ制覇。

 

1949年から映画の舞台となった1964年までの16年間で、先の5連覇を含んで14回リーグ代表としてワールドシリーズに登場、うち9回制覇していたのです。

 

選手だけでなくフロント、スタッフも含めてアメリカの中でもNo.1、すなわち世界No.1と言われていたチームだったんですね。

 

ミッキー・マントルは1956年に三冠王をとったスター選手。

 

そんなヤンキースは日本の巨人みたいな存在。

 

巨人もONが現役であった1974年くらいまでは日本シリーズ9連覇含め常勝軍団でした。

 

規模も大きいし強いし、スターもいる。

 

巨人、大鵬、卵焼きと言われたくらい巨人でプレーすることが日本で一番みたいな風潮さえありました。(昔ですよ(^^))

 

話はずれましたが、そんな世界一のチームのピンストライプのユニフォームはプレーヤーからすれば憧れのものだったんです。

 

「あ〜いいなあ」とか「いつかはあのユニフォームに袖を通したいな」なんて思ってるから試合に勝てないんだよ、みたいな皮肉ですね(^^)

 

当時弁護士、医者、教授、代議士、パイロットなどは「パワーをもった」人と見られていたようです。

 

銀行の支店長の態度も手のひらを返したように変わります(^^)

 

パワーを欲しがる人がパワーを表す象徴を目にすると、自動的にそのパワーに寄ろうとして中身に目が向かない脆弱さを、ヤンキースの例えは見事についています。

 

実際フランクはこの心理をうまく利用して包囲網から逃げ出すことに成功します(^^)

 

学歴社会もその一つの例でしょう。

 

その人に貼られた、あるいは貼ったラベルまたはレッテルで人は判断しようとする、そこに真実から目をそらさせるスキがある、と言われているようです。

 

 

 

実はあまり期待していなかったのですが意外と面白かった映画でした(^^)