48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

リスク

 

f:id:almater2014:20191108162212j:plain

ローリスク・ローリターン

 

ハイリスク・ハイリターン

 

よく聞くフレーズです。

 

ビジネスの世界でも「リスクをとれ!」というセリフを耳にします。

 

 

 

リスクってなんでしょう?

 

「失う、或いは損害をこうむる恐れ」・・・端的にはこう言えるかと思います。

 

では「何を?」・・・・

 

これまでに「リスク」という言葉を耳にするときに、その”対象”となるものはかなり高い確率で”経済的指標”であることが多い印象です。

 

お金、資産、生活レベル、社会的地位(※)、権利・権限(※)などなど

 

(※)直接的には経済的ではないですが、強い権限=高い社会的地位=高給取りのイメージが”常識化”している社会にあってはほぼ同等かと

 

その次にでてくるのが”生存”に関係することでしょうか。

 

 

 

私が会社をやめる時にいろいろな人から異口同音にこう言われました。

 

「よくそんなリスク犯せるね」

 

確かに、旧職は大手企業で私は管理職だったので、社会的な立場はそこそこでしたし、年収も一千万超えていたし、会社の手当で居心地のいい2LDK&システムキッチンのマンションに1人で住むこともできたし、銀行でローンを組むのもなんの支障もなかったし・・・

 

そういったいわゆる”権益”を放棄するのに、その後のプランがない、ときている(笑)

 

彼らからすると、一度手に入れたそのレベルを手放すことは、今享受しているいろいろなレベルを”失う”ことになるわけで、それが「リスク」という言葉になっていたのではないかと想像します。

 

確かに退職してもう6年半経ちますが、起業して社員は私1人なので世界で一番小さい規模の会社勤めになったことで社会的立場はかなり低くなりました(笑)

 

年収も恐ろしく減っています。(残念ながら非公開(^^))

 

会社の手当なんて全然ないですし、今は4畳ちょっとの部屋でシェアハウス暮らしです(誤解のないように申し上げますが、私はこれをグレードダウンとは思っていないです(^^))。

 

銀行のローンはもう組めないでしょう(笑)

 

 

 

そう、たしかに”それまで持っていた経済的レベル”はなくなりました。

 

でも・・・

 

それによって新しい世界を手に入れることができました(^^)

 

 

 

目覚まし時計を必要としない生活。

 

直接人の役にたてることに好きなだけ時間がつかえる仕事。

 

ゆっくりコーヒーをいれ、仲間と談笑し、本を読み、英語を学ぶことができる心の状態。

 

 

 

退職してみて、たくさんのことを諦めていたことがあったことを、やっとわかることができました(^^)

 

もっと優秀だったら、もっと若いときに気づけていたんでしょうけどね(^^)

 

ま、そういうところも私の人生。

 

 

 

経済的な優位性を持つためには、私みたいな凡人はたくさんのことを犠牲にすることでやっと手が届く世界だったのかもしれません。

 

多くの人達は見えないところでたくさんの努力と我慢とを積み重ねて今の地位を得たことでしょう。

 

それを手放すことは、きっと怖いことですし、”リスク”を感じることでしょう。

 

 

 

 

私にとってのリスクは”生存”に関わることかな。

 

「死ななきゃいい」くらいのレベルです。

 

昔このブログでも紹介しましたが、学友が「死ぬこと以外リスクじゃない」と言ってくれたことが後押しとなって、退職する決断ができました。

 

「もはや死も恐れない」とおっしゃる方々もいらっしゃるでしょうが、私はまだそこまで達観できていません(^^)

 

 

 

”リスク”って考えようによっては、自分で勝手に作った妄想であって、見方をかえればいくらでも”リスクでなく”することは可能だということです。

 

ということは、自分の選択肢に新しいOptionや可能性が生まれる、ということでもあります。

 

 

 

休日の朝になんとなく浮かんだことを徒然と書いてみました(^^)