今更ですが、松屋で初めてセルフサービスのお店に入りました。
船堀のシェアハウスの近くにある松屋なのですが、最近このセルフ体制に変わったようです。
入口入って食券を買うところまでは同じなのですが、その脇に水やお茶の供給機があって、「あれ、これ前はなかったのに」と思って店内を見ると、テーブルの構造が変わっていました。
この手の牛丼屋さんは、すべてのカウンターに店員が入っていけるように、カウンターとカウンターの間に店員用通路があるのですが、その通路がない。
食券をもって席に座るけど、食券を取りに来るでもない・・・
すると厨房と店内の間にあるカウンターで「◯◯番の方〜」という店員さんの声。
そこにいって食券を渡そうとすると、「番号でお呼びしますので少々お待ち下さい」とな。
そこで左上に目をやったのがこの写真(^^)
あ〜、マクドナルドと同じだ!
ここでやっとセルフサービスに変わったんだと気がつく(笑)
調べてみると松屋フーズは2010年にセルフサービスの1号店を出していたんですね。
https://www.matsuyafoods.co.jp/company/pdf/120703_CSR_Report_2012_72dpi.pdf
(画像:松屋フーズ 企業情報より引用)
普段そんなに牛丼屋に入ることはないのですが、松屋さんには時々お世話になっていました。
でもこういうセルフサービスは初めて(^^)
オペレーションが少なくなるので1人あたりの対応人数はぐっとあがるでしょうね。
店員は食事を作って決まったカウンターに運ぶことと、食器置き場に戻された食器を洗って次のオーダーに備えることがメインのオペレーションになります。
これまでの牛丼屋さんに見られるオペレーションの中では
- オーダー受注
- 水またはお茶出し
- オーダー確認
- 食事の運び出し
- 精算
- 食器の回収
という作業が不要になります。
これらにかかっていた作業時間が、食事を用意することや食器の回転に回せるので、生産効率はあがりそうですね。
このシステムの先駆者のイメージが強いのがマクドナルド。
食券ではないですが、カウンターでオーダーを受けて番号で呼ばれるので、運搬作業はカウンターまで。
でもこのマクドナルドは今は
と今後のオーダーシステムを睨んで新しいサービスを導入してきています。
ゲストエクスペリエンスリーダーは、来店からお店を出るまでのすべての体験をサポートするというものらしいです。
(画像:Blogoshttps://blogos.com/article/370432/から引用)
オーダー、席の確保、配膳などなどお客さんに合わせてサポートするようですね。
単なるファーストフードではなく、サービスという付加価値をつけることで差異化を図ろうとしているようですね。
テーブルデリバリーは、テーブルで番号札をもっていると持ってきてくれるシステム。
(画像:Blogoshttps://blogos.com/article/370432/から引用)
小さなお子さんから目を離せないとか、荷物が多い人などには便利ですね。
一方でセルフサービスのもう1つの先駆者は「立ち食いそば」でしょうか。
(画像:ロケットニュースhttps://rocketnews24.com/2018/06/25/1080882/より引用)
ここも
- 食券購入
- オーダーはカウンター
- 配膳はお客
- 食器を下げるのもお客
ということで店員のオペレーションの効率をあげています。
番号システムがないのは、
- 店舗が小さい
- 用意するまで時間がかからない
といった背景があるかと。
番号システムはハードやシステムで投資が必要なので、この費用をかけなくていい、という点では立ち食いそばはいいですね(^^)
飲食店は競争が激しい業界。
いろいろな工夫や苦労が見え隠れします。
最後に牛丼屋でこのセルフサービスは全然ありだと思います。
つゆだく、とかどうするんだろう・・・(笑)