48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

老人ホームへの入所手続き

先日お伝えしたように、父が老人ホームに入所しました。私も色々と初めて知ったり、経験することがあったので、簡単にまとめておきます。

 

そもそもの目的は在宅介護が困難になった父が、日常生活のサポートを受けながら生活を送ることにあります。

 

そのための施設は、民間、公的含めて主に8つのタイプがあるそうです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

https://www.minnanokaigo.com/guide/type/

 

病院のソーシャルワーカーの方からの紹介や妹の調査結果をまとめて、我が家が選択したのは、「民間の住宅型有料老人ホーム」です。

 

簡単にいえば、賃貸住宅なんだけど医療・看護・介護体制が整っている施設、という感じです。なので基本的な契約は「賃貸契約」になります。それに付帯するサービスや水道光熱費などの費用が付加されます。

 

我が家が選んだ「民間の住宅型有料老人ホーム」の場合、基本一般賃貸なので、お部屋はガランとしています。ただこの老人ホームは「家具付き」と謳っていて、テレビ、テレビ台兼机、エアコン、照明、クローゼット、来客用丸テーブルと椅子は備え付けでした。老人ホームによって何が設置されているのかを確認しておくといいです。

 

父が過ごすためには介護用ベッドなどの寝具類が必要で、これは老人ホームと提携している器具屋さんからレンタルをします。介護保険が使えます。

 

基本的なセッティングはケアマネージャーさんが”プラン”を作成してそれに基づいて、レンタル品が手配されますので、ケアマネージャーさんに頼ってOKです(^^)

 

このホームでは前々日に施設見学をしたのですが、手配が進んでいて当日にはしっかり設備は整っていました。

 

 

 

今回我が家は、入院先の病院から直接移動しました。この利点は入院先の主治医から、移動先の施設、及びその施設で担当する医師に直接情報が伝達されること。すなわち治療や緩和ケアの内容が医療従事者の間で直接やりとりができるので、安心です。

 

入所前に、施設の関係者が本人と直接病院で面談をして、本人の意志、状態などを確認してくれていたようで、入所前の施設見学の際にその時の話をきかせていただきました。

 

 

 

 

通常は要介護の認定を受けている場合は、ケアマネージャーがつくのですが、今回実家のある大田区から老人ホームのある世田谷区に移るため、担当のケアマネージャーも変わるという状態でした。ここは病院のソーシャルワーカーがかなりフォローをいれてくれたので、病院からの転院を考えている人はソーシャルワーカーを頼るといいと思います。

 

さて、転院当日。

 

手続きが大変^^;;

 

我が家の場合、これだけ契約手続きをしました

・ケアマネージャー(新しくなったため)

訪問看護計画書:老人ホームで行う看護内容についての合意書

福祉用具レンタルサービス:老人ホームで使用する介護用ベッドやマット、蒲団などの手配で以下の書類にサインをしました

 ー重要事項説明書

 ー契約書

 ー計画書

・DNAR確認書(心肺停止時の心肺蘇生に関する説明文書・意思確認書):タイトルの通り、病状が悪化して心肺停止になったときにどういう処置をするのかを施設側に意志を伝えなくてはなりません。これ、なかなか重たいです^^;;

・訪問医療:老人ホームにおける主治医さんになります。ここは契約の手続きもありますが、これまでの状況や今後の方針などを主治医と家族の間でじっくり情報交換、話し合いが行われます。施設の看護師長さん、介護士長さんも同席して、今後の対応について認識合わせをするので、とても大事な打ち合わせです。また同時に本人(父)の診断も行います。

 ー訪問診療申込書

 ー訪問診療及び居宅療養管理指導契約書

訪問介護計画書:老人ホームの介護士の方々の活動についての契約です。

・老人ホーム:最後に施設からの説明と契約。老人ホーム運営会社と訪問介護訪問看護の運営会社の親会社が同じなので、ここでまとめて契約をしました。契約書の他に、重要事項説明書、管理規定など内容は多肢にわたります。

 ー有料老人ホーム運営会社との契約

 ー訪問介護会社との契約

 ー訪問看護会社との契約

 

老人ホーム施設との契約は、ありがたいことに電子契約だったので署名は楽でしたが、他の契約書は手書きだったので、住所の印鑑もってくればよかったと、後で後悔^^;;

(会社の法人登録先が以前実家で現在は今のハウスなので、両方の住所印鑑があったんですよね。署名は自著を求められることがありますが、住所の記載は印鑑でもいいことがほとんどなので、契約が多い人は住所印鑑を作っておくと便利です(^^))

 

 

 

それぞれ皆さん丁寧に説明していただいたこと、多くの人とお話したこと、たくさんの契約書類に署名、捺印をしたこと、でヘロヘロでした(笑)

 

入所当日はこのようにたくさんの手続きがあるので、事前にちゃんと食事をしておくことをおすすめします(^^)

 

お腹すくと気力が落ちてくるタイプの人はなおさらです(笑)

 

私は父を迎えに行く前に、午前中でしたがチキン竜田サンドというちと重めのサンドイッチを駅に向かうときに歩きながら食べていました(お店のオープン時間が待ち合わせに間に合わなかったため)。なので、エネルギーがもった気がします。

 

 

 

 

このように入所当日は、家族も手続きで忙殺されるのですが、入所した本人も環境が変わった上に、いろいろな人が入れ代わり立ち代わりやってくるので、慌ただしくなり、相当疲れると思います。

 

なので入所した当日は、そっと静かに見守ってあげて、翌日以降でできることは後回しにしてあげるといいな、と思いました。

 

(写真:Image by Joe from Pixabay