48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

4人大関

大相撲1月場所が終わって、琴ノ若関が大関に昇進することが決まりました。これで4人目の大関誕生です。

 

大相撲は15日間あってその過半数である8勝以上すると勝ち越しとなって番付があがり、過半数に届かない7勝以下だと負け越しとなって番付が下がるのが原則。

 

番付は横綱が最上位で、以下大関、関脇、小結と続き、以下は前頭と呼ばれています。この関脇までは勝ち越していけば上がることができますが、大関横綱になるには、さらなるハードルがあります。

 

大関昇進の目安は「3場所連続で三役(関脇・小結)の地位にあって、その通算の勝ち星が33勝以上」で定着している、とのこと(Wikipediaから引用)

 

そうなんです、関脇という位置で安定した成績を残すという条件がついてくるんですね。3場所で33勝するには、1場所平均11勝が必要で、これは優勝争いにからんでくる可能性があるレベルです。

 

そんな特別な地位になるのが大関

 

横綱はもっと大変^^;;

 

横綱はちょっとおいといて。。。

 

私の個人的な印象ですが、「強い大関が複数人いると盛り上がる」印象があります。

 

過去には、一度に6人も大関がいたときもありました。2012年5月場所、7月場所、9月場所です。

 

このときは白鵬横綱として君臨して、鶴竜稀勢の里琴奨菊把瑠都日馬富士琴欧洲という6人の大関がいました。後に鶴竜稀勢の里日馬富士横綱になりますから、このときの大関はめちゃ強かった(^^)

 

そして把瑠都エストニア出身、琴欧洲ブルガリア出身、鶴竜日馬富士はモンゴル出身と多国籍な大関が集まったのも話題でした。

 

さて、5大関もそれ以降は出ていませんので4大関はあったのか調べてみました。

 

さきほどの6人のうち日馬富士が2012年11月場所で横綱昇進、把瑠都が2013年1月場所から陥落。以降琴欧州大関を陥落する2013年末まで4大関が続きます。

 

2014年には大関鶴竜横綱に昇進して3横綱2大関となります。

 

その後豪栄道照ノ富士大関に昇進し、2015年7月から2017年1月場所まで4大関時代が続いたようです。

 

その後琴奨菊大関陥落、稀勢の里横綱に昇進し、4横綱2大関となります。

 

このあたりまでは大横綱白鵬を中心に、だいたい横綱大関が優勝していて、結構空気が締まっていた印象があります。

 

ただ2017年になって、白鵬の怪我が目立ち始め、日馬富士が不祥事の後始末の形で引退、稀勢の里鶴竜も怪我で休場し始めます。

 

照ノ富士も怪我で陥落し、その直前に高安が大関になって大関は2人体制。

 

そして栃ノ心が2018年に、貴景勝が2019年5月場所から大関になって、ここで4大関時代がまた到来します。

 

しかし、稀勢の里が引退、大関陣も振るわずこのあたりは平幕優勝が目立ってピリッとしなかったですね。 2019年7月場所は、4人の大関全員が休場となり、貴景勝は次の場所で陥落、その翌場所には栃ノ心も陥落してしまったので、実質いなかったようなもの。

 

今回の4大関はそれ以来、ということになりますが、元気な大関がそろうとなると、2017年以来といってもいいかもしれません。

 

 

2010年以降の横綱大関の在位推移を図にしてみました。

 

照ノ富士は両膝の怪我を始め満身創痍。貴景勝もやはり膝の怪我がひどい。あとどれくらい土俵にたてるかわからない、と思っていて、そんな状態での1月場所の優勝はすごいことなんですが、まだまだ元気で横綱を狙えそうな、霧島、豊昇龍、そして今度大関になる琴ノ若が力を発揮してくれると、俄然盛り上がるように思います。

 

感染症拡大時期の規約違反でペナルティを受けた元大関朝乃山も、途中怪我で優勝争いから脱落してしまいましたが、やっと復活してきました。

 

2023年は1人横綱照ノ富士、1人大関貴景勝がいずれも休場するという事態になり、「大相撲大丈夫か」と思わされましたが、段々と復調の兆しを感じられるのは、これからが楽しみです。