48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

槍ヶ岳登山〜初日編

いよいよ登山当日、松本から上高地まで直行するバスで早朝移動します。

 

このバスは事前の予約が必要で、松本で前泊して上高地へ向かう人達にとって人気の路線です。

 

5時30分松本を出て、7時すぎに上高地に到着です。

 

この建物に荷物預かり場所があるので、着替えや持ってきたPCなどをここに預けました。

www.kamikochi.or.jp

私はトートバックサイズで、中サイズ1日400円でした。

 

出発前に上高地にて記念写真。まだ元気です(笑)

 

今回のコースはこちら。

(画像;ヤマケイオンラインより引用。以降マップについては断りなき場合はすべてヤマケイオンラインより引用)

 

上高地→(50分)→明神→(60分)→徳沢ロッジ→(70分)→横尾山荘→(60分)→一ノ俣(横尾山荘の次の○地点。以降地図上に名前がない名称は順に○地点)→(40分)→槍沢ロッジ→(30分)→ババ平→(30分)→水俣乗越分岐→(50分)→天狗原分岐→(60分)→グリーンバンド→(40分)→殺生ヒュッテ

 

という行程で、宿泊所殺生ヒュッテまで向かいます。

 

地点と地点の間の時間表示は、ヤマケイオンラインに掲載されている標準タイムです。合計で480分、つまり8時間が標準タイムとなります。

 

上高地を8時前に出発だったので、順調にいけば16時頃に到着です。

 

出発前は完全な雨予想だったのですが、メンバーの一人が天気の願掛けといっていたネイルのパワーが効いたようで、なんと晴天のもとスタートできました(^^)

これ、槍ヶ岳をネイルしたそうです。きれいに描けるもんですね(^^)

 

上高地から明神、徳沢ロッジ、横尾山荘に至る道程はほぼ平坦で10キロメートルほど歩きます。登山前の準備運動のようです。

 

河童橋にて記念写真。いざスタートです!

 

明神から見える明神岳。標高2,931メートルです。この奥に穂高の山々があります。

 

梓川沿いを歩く行程は北アルプスの眺めを堪能できるスポットでもあります。

 

徳沢ロッジから横尾山荘に向かう途中で穂高の山々が見えました。

 

横尾山荘に到着。この橋を渡ると涸沢を抜けて前穂高、奥穂高へアクセスできます。私の登山デビューは11年前この橋を渡ってスタートでした。

 

標準タイム3時間くらいの行程を2時間半で歩いてしまったこのグループ。早いよ(笑)

 

行動食を食べてちょっと休憩。

 

横尾山荘をでるといよいよ登りに入ります。ここから登山です。

 

登山の醍醐味の一つ、渓流。水の音はほんとに心洗われます。

 

横尾山荘から30分ほどあるくとずっと向こうに槍ヶ岳を見ることができました。

 

森林の中を登っていきます。

 

横尾山荘を出て40分ほどで一ノ俣に到着。標準タイムが60分ですからやはり早い(笑)

 

小さな水力発電(^^)かわいらしいですね。山で過ごすならこういう風に自分で発電可能だなぁ、なんて思いながらパシャリ。

 

一ノ俣から30分ほどで槍沢ロッジに到着。北アルプスの山々と山荘の一覧表。

 

ここでお昼。持ってきたアルファ米にポットに入れてきたお湯で戻してみた。あまり時間がなかったのでほとんど食べられず、春雨のスープと魚肉ソーセージで済ませてしまった。

 

山のコーヒーは美味しいですね。

 

そしてハプニング。

靴底が剥がれました(笑)このときは踵の部分だけだったので、テーピング用テープで固定。まさか怪我用にもってきていたテーピング用テープがこんなところで役に立つとは。。。

 

30分弱でババ平に到着。ここでテント張る人たちが結構いました。山に囲まれて天気がいいと星がきれいだろうなぁ。。。

 

休みをいれて出発です。

 

湧き水は至るところからでてきます。水の恵みを感じます。

 

水俣乗越分岐に到着。ここで一休み。

 

ここをすぎると大曲という地点にくるのですが、この当たりから登る傾斜がきつくなってきます。

 

雪渓がのこる山目指してあるきはじめます。槍ヶ岳登山の特徴として、この地点でもまだ近くに梓川が流れているので水の音を聞きながら歩けることです。

 

このあたりから私は彼らのペースについていけず^^;;遅れ始めます。なんせ他のメンバーはトレランやランニングの強者達。早い(笑)

 

横尾山荘までの平坦な道のりは標準3時間のところ休憩いれて2時間半で来ましたが、登りになるとペースはなかなか上がりません。先頭はいいペースが進んで休憩場所で追いつく、というパターンでした。

 

播隆窟あたり。目印グリーンバンドを少し過ぎたところです。ここではすでに先頭とは完全に離れ、私ともう1人が後ろから追いかける展開に。先頭の1人がこちら側についてくれて、水の調達などサポートしてくれました。

 

標高が上がるのはどうも苦手で息切れが出てしまいます。

 

遅れ組のもう1人は貧血持ち。私も赤血球数がスペック下限以下なので、「鉄分足りない組」として後から追いかけます(^^)

 

ガスもかかってきて雨が降り始めました。レインウエアに着替えて一歩一歩。

 

そして雷の音。やばい・・・

 

どこか避難しないとと思っても避難できるところがない^^;;

 

一緒にきてくれていた先頭組の1人が「このままいっちゃいましょう」と励ましてくれて、なんとか殺生ヒュッテに到着。このころは土砂降り(笑)

 

もう登るのに精一杯だったので写真を取り忘れました^^;;

 

それでも時間は8時間をきっており、標準時間を下回っていたので我ながらよく頑張ったと思います。

 

 

 

 

殺生ヒュッテでは素泊まり。

 

みんなコッヘルとバーナーを持ってそれぞれの夕食を食べました。

 

私は辛ラーメンを煮込んで、お昼食べ残ったアルファ米のわかめご飯を打ち込んで炭水化物のオンパレード。

 

山小屋の600円の缶ビールがうまかったぁ。。。

 

ペットボトル入の日本酒やウイスキーを持ってきた人たちもいて、ちょっとした宴会。

 

自炊組はバーナーを使うので別エリアなのですが、宿泊客の夕食が終わったら小屋の人のはからいで中で飲み会をすることができました。

 

布団シーツも持参が必要で、私はシェラフを持っていきました。今回購入したエア枕も初登場。

 

上下に寝床があり、コロナ前はぎゅうぎゅうだったであると思われますが、今は仕切りと仕切りの間で3名。隣同士の感覚はたっぷりありました。

 

消灯は20時。天候不順でこの日は山頂は断念し、明日朝アタックすることにしました。