48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

読後感想〜ヤフーの1on1 部下を成長させるコミュニケーションの技法

 

久しぶりに読書会の課題図書以外の本を読みました。

 

しかもこれまた久しぶりにビジネス書です^^;;

 

ビジネススクール在学時代は色々と自己啓発系を中心に多くのビジネス書を手にしたし、学友などと色々語り合ってきましたが、最近はこの手のビジネス書というものにとんと興味がない^^;;

 

これまで事業の軸であったシェアハウス運営って、規模を拡大して会社を大きく育てようという気概があれば、ビジネス書から学びたいと思う事柄が、まだまだたくさんあったような気がします。

 

会社を興したときはそんなイメージも持っていましたが、実際にやってみて、自分のやりたい運営は規模や利益追求が目的ではなく、いかに関わる人を応援できるかが目的であって、規模や利益は単なる結果に過ぎないということに気づきます。

 

すると、人間観察と教養づけが主になって、マーケティングやらファイナンスやら人事やら戦略やら全然関係なくなっちゃった(笑)むしろ民法などの法律やDIYスキルなどの方が身についてきました。

 

それからこのブログでもご紹介してきたように、いろいろなことがあり、今はシェアハウス運営は1棟のみとなり、外部企業から委託いただいた業務が中心となりました。

 

その中でも多くの時間が必要な3つの業務委託(うち1つは委託元の都合上、法人契約ではなく非常勤雇用の契約となっています)で求められる専門性は、様々。

 

1つ目は、SaaSなどIT系ソフトウエア商品

2つ目は、人事

3つ目は、生成AIとプロジェクトマネージメント

 

プロジェクトマネージメント以外は、私はトーシロー(笑)

 

今回の本は、2つ目の専門性「人事」を必要とする業務で必要となったもので、たまたまシェアハウスの書棚にあったので読んでみました。

 

1on1とは、1対1で面談をすることをいうのですが、上司から一方的な指示、調査、評価ではなく、部下のモチベーションを上げることを主眼においていることが、これまでの面談との大きな違いです。

 

昨年LINEと合併したヤフーで、日本企業の中では比較的早くこの仕組みを制度化して会社全体に導入されたときの中心人物が著者です。

 

全部で5つの章で構成されていますが、第4章、第5章は、「企業において」という視点が必要なのですが、第3章までは日常の生活におけるコミュニケーションにも役に立つ話が多いと感じます。

 

ポイントの一つは、「相手が話やすい環境と空気を作ってあげる」こと。

 

そして、「相手の話を受け止めること」もポイントの一つです。

 

この二つのポイントは、相手から情報を得るうえでは基本で、「傾聴」という言葉でも表現されることがあり、コーチングの技術の1つでもあるそうです。

 

昨年1年掛けて実施した1on1ミーティングでも、このスキルは大いに役に立ちました。

 

ただ、1on1はこれだけでないのがミソ。

 

技術やスキルを教える「ティーチング」や、相手の行動に反応する「フィードバック」という要素もあり、これらは私のような外部委託の人間では、難しい要素です。

 

 

 

結局は、普段からコミュニケーションがとれれば言うことはありません。

 

価値観や働き方が多様化してきた現代では、忙しい上司に話しかけにくかったり、残業を嫌う部下に声をかけにくかったり、在宅勤務が増えたり、コミュニケーションを取りにくくなってきています。

 

企業の中で制度化することでコミュニケーションを確保し、相互理解を深め、仕事の質や本人のモチベーションを高め、ウェルビーングなライフ、組織にしていくこと、それが1on1という仕組みの狙いのように思います。

 

7つの習慣」で有名なフランクリン・コヴィーが提唱した「時間管理のマトリックス」で「緊急でないけど重要」に相当する行動です。

(画像:フランクリン・プランナーのホームページより引用)

 

今の私が目指している時間の使い方は、まさにここ。しっかり準備をして慌てずに対処すること。「備えあれば憂いなし」です\(^o^)/