48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

年をとってからの新しい環境

先日お弁当やのバイト先で、先輩スタッフと雑談をしていたときのこと。

 

「いまさら新しい環境で仕事をする、ってしんどいよね」と先輩。

 

その先輩は10年以上ここで働いているベテランで、現場のオペレーションはすべて理解しており、私もたくさんサポートしてもらっています(^^)

 

日本でも物価があがってきて、そろそろ賃金も上がる方向になるんじゃないか、なんて話をしていた流れからの会話でした。

 

若い時なら転職したり職場が変わったりしても、「新しいことができる」という楽しみがあったけど、年をとったら新しいところへ身を置くのはきついなぁ、と。

 

今の環境にすごく慣れてしまったのでそれを手放してまでリセットかけるのは怖いそうです。

 

 

 

確かに、慣れていることから離れるのは、年齢を重ねるたびにきつく感じるようになるかもしれません。

 

私の場合、会社をやめて新しい仕事を始めたのが48歳。このときは会社をやめた後なので、なんとかしなきゃという面もあり「しんどい」とか思っている余裕はむしろありませんでした(^^)

 

それから数年、自分の事業が順調ではないにしろそれなりに走ってきて、ある程度の慣れや習熟がついてきました。

 

ただシェアハウス運営事業って、時に新しい物件の運営に携わることご縁があり、狭い範囲ながら”新しい環境”に直面することになります。

 

またシェアハウスの利用者もずっと同じというわけではなく、当然のことながら入れ替わりがあります。コミュニティー重視の運営の場合、個々の利用者への対応の意識が強くなるのでおつきあいする人の変化を体感することになります。

 

##一般賃貸やコミュニティーに関わらないシェアハウス運営の場合、人が変わっても直接関わることが少ないためあまり変化は感じないと思われます。

 

昨年までは「新しい物件」ではあっても「シェアハウス運営」という同じ世界でしたが、今年になって収益源をもとめて、「お弁当やのバイト」や「ベンチャー企業のサポート」、そして来年からは「企業での人事活動」と新しい世界に飛び込むことになりました。

 

特に「お弁当やのバイト」は、新しい世界へ飛び込むのに勇気はいったものの大きなハードルにはならなかったのは、「このままではやばいぞ」という危機感をもっていたことが背中をぐっと押した気がします。

 

ベンチャー企業のサポート」や「企業での人事活動」はお誘いを頂いたとはいえ、「まだまだやばい」という気持ちがあったから新しい世界への抵抗感はほとんど感じることがありませんでした。

 

 

 

 

会社をやめるとき「加算された退職金でしばし無職でも食っていけるけど、もしその後失敗してもバイトか何かやれば生活はできるから、思い切って起業も考えてみよう」と腹をくくったことを思い出します。

 

起業してとりあえず事業は動き出したものの、奇しくも今年はその腹をくくったバイトをすることになったのは、当時の腹のくくり方を試されている気がしました(^^)

 

いざ新しい環境に入ってみると、そこには当然のことながら新しい世界があり、新しい体験をする機会を得られます。

 

お弁当やでは、弁当をつくるオペレーションを体験。

 

ベンチャーでは、新しいソフトを使い始めたり、新しいビジネスモデルの立ち上げを体験。

 

不動産管理では、契約周りを自分で揃えるなどその事業そのものを体験。

 

英語のセミナーでは、コロナによってやむなくではありましたがオンラインセミナーの立ち上げを体験。

 

 

 

 

私の場合「やむにやまれず」的な状況にあったことが背中を押してくれましたが、もっと好奇心をもっていればそういう状況になくても新しい世界に興味をもつんでしょうね。

 

同じ時間でもおとなになると「時が経つのが早く感じる」のは、好奇心の減少が原因とチコちゃんの番組で紹介されていました(^^)

 

子供のような好奇心、これって大きなエネルギー源かもしれませんね。

 

 

 

 

私:「そう考えると私はよくここに応募してきましたよね」

先輩:「ほんとね!大したもんだわ(笑)」

 

2人で大笑いしていたところでお客さんがいらっしゃってこの会話は終了(^^)

 

ご注文いただいたお弁当作りに着手。

 

新しい世界を見せてくれたこの弁当やのお仕事も来月末で終了です。