新しい年号が発表されました。
ちょうど実家からシェアハウスに帰ってきた直後に生放送で、官房長官の発表のシーンを見ることができました。
万葉集からの引用のようですね。
初春の令月にして気淑く(きよく)風和ぎ(やわらぎ)
梅は鏡前の粉を披き(ひらき) 蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫らす(かおらす)
なぜ万葉集から元号が引用されたのか、首相の説明を聞いてもまだピンときていません(^^)
すでに立ち上がったWikipediaによると、この歌を日本語に訳すとこんな感じだそうです。
「時は初春しょしゅんの令月(※すなわち、何事をするにも良き月、めでたい月)[18]、空気は美しく(※『初春』の『令月』を受けての解釈では、瑞祥ずいしょうの気配に満ち)、風は和やかで、梅は鏡の前の美人が白粉おしろいで装うように花咲き、蘭は身を飾る衣ころもに纏まとう香こうのように薫かおらせる。」
(以上Wikipediaより引用)
ますますわからない。。。(笑)
「令和」の部分だけ抜粋すると
何事をするにも良き、という「令」と和やかの「和」ですね。
わからんばかりでは話にならないので、ちょっと視点を変えて(^^)
江戸時代を終えてから「明治」「大正」「昭和」「平成」と続いた元号。
音だけをひろってみると
めいじ、たいしょう、しょうわ、へいせい
ですが、実際に発音すると
めーじ、たいしょー、しょーわ、へーせー
と伸びる音が含まれています。
今回選ばれた「令和」も「れいわ」から「れーわ」に転換されそうです。
この「ー」と音が伸びるとなんとなく力が抜けるというかほがらかな印象をもちます。
平成のときもそうでしたが、最初は聞いたことがないこともあってちょっと違和感ありましたが、時間とともに馴染んできてしっくりくるようになりました。
今回の「れーわ」もそうなるんじゃないかなぁ、と。
学生時代までは昭和だったので、自分の生まれた年を始め、卒業年度など「昭和〜年」という表現をしていて年号は身近でした。
しかし会社に入って以来ずっと西暦だったため、それ以降年号はあまり身近ではなくなってきたのは事実です。
とはいえ、この年号もある意味長きにわたる日本文明の一つ。
最初の年号はあの「大化の改新(今は乙巳の変[いっしんのへん]というそうです)」で有名な645年に孝徳天皇の即位元年につけられたものだそうです。
そこから数えて248個目の年号が「令和」。
昔はちょくちょく年号が変わりましたが今は一天皇につき一年号と定められているので、次の年号は天皇が変わるときまでありません。
それだけにつけられる年号への思いはその時の為政者の意向も多少なりとも含まれるでしょうから、歴史資産の一つとも言えますね。
なので西暦を使ってはいるものの年号も続いてほしいなぁという気持ちです。
ま、何よりも驚いたのがWikipediaだけでなく、このイラストやさんがすでに新元号のイラストを用意していたということかな(笑)