朝ランニングにでようとしたときにスマホに飛び込んできた号外。。
「川崎市で児童が刺される」
朝からどこの番組も刻々と明らかになってくる情報を我先にと報じています。
スクールバスを待っていた小学生の児童と数名の大人が殺傷され、小学生と男性が亡くなるという痛ましい事件になってしまいました。
犯人は自分の首を切って自殺・・・
合計19人の方々が死亡または怪我を負ったのですが、ほとんどが小学生。
助かった子どもたちは傷は浅かったもしれないけど、深い心の傷を負ったのではと考えると胸が締め付けられます。
包丁を両手にもって「ぶっ殺しやる」とわめきながら子どもたちの列に向かってきたそうです。
しかもリュックにさらに2本入っていた模様。
子供を狙ったということは、意識してか無意識なのか、「自分より弱い人」を対象としていたことから、ものすごい殺意を感じます。
犯人に何があったのか・・・
- 精神的疾患を患っていた
- 薬物により異常状態になっていた
- 何かしらの鬱積を自分で処理しきれなかった
乏しい想像力で思いつくのはこんな程度。
大勢の子供を殺傷した事件としてすぐに思い出すのは、18年前の大阪教育大付属池田小学校の事件。
児童8名が死亡、児童13名と教諭2名が傷害を負った事件です。
Wikipediaに当時の事件の模様と犯人像について詳細な記載があります。
このWikipediaによると、大阪の事件の犯人は当時精神疾患を患っていた可能性と、子供の頃の家庭環境が何から影響があった可能性があることが示唆されています。
ただ責任能力があるとみなされて死刑判決がでて、確定しています。
本人が早い処刑を望んでいて告訴も取り下げたそうです。
川崎の事件では犯人が自殺。。。
死ぬことを望んでいるのか・・・
そんなことを考えながらこのブログを書いていたら「さいたまで刃物もった男に警官が発砲」というニュースが飛び込んできました。。。
なぜ・・・
未然にこういった事件を防ぐことはなかなか難しい。
明確な思想があるわけでもないし、普段際立った異常行動を起こしているわけでもない。
犯人になりうる人を事前に管理するシステムを期待するのはちょっと無理がありそう。
犯人になりそうな人を事前に知ること自体が無理というもの・・・
となるといかに自分の身を守るか、が自分たちにできることなのか・・・
今回の事件には役に立たない話ですが、普段からちょっと気をつけていることはいくつかあります。
- 電車のホーム際に立たない:突き落とされる恐れを回避
- 交差点で道路際に立たない:突き出される、あるいは車の突入の恐れを回避
- 信号の点滅で無理に渡らない:車の突入の恐れを回避
- 歩道を歩く:車道での巻き添えの恐れを回避
でもどれも実行していたとして、突然通り魔がきたらいつ被害うけてもおかしくないです。
できることは、ひたすら逃げる。
普段から想定した訓練が必要かもしれません。
防災訓練はやっておくといざという時に自分の身体が動くことは実感しています。
天災の多い日本では地震や火災を想定した防災訓練は普段の生活に浸透しています
アメリカでは銃をもった不法侵入者が来た時の対処についても訓練があるそうです。
Lockdown Drillと呼ばれるこの訓練、銃社会のアメリカならではと思いますが、日本でも今回のような状況での訓練を導入することを真剣に考えてみたらどうかと思います。
学校内での訓練、スクールバスのバス停や通学路における訓練。
どこに逃げ道があるのかを確認しておくだけでも、とっさに動くことが可能になるのではと思います。
今回の事件でもあまりにも突然で恐怖感に襲われ身動きできなかった子どもたちがいたかもしれません。
大人も含めて「逃げる」「身を守る」ことを訓練することで少しでも被害が減ってくれればと願うばかりです。
今回被害に遭われた方々に心からお見舞いとご冥福をお祈り申し上げます。