(画像:Youtubeより)
先日ここで映画「シュレック」をご紹介しました。
シュレックは全部で4部作となっており、この正月休みで4部作全部観てしまいました(^^)
- どれも時間が1時間半前後と短い
- ストーリーが簡単
- 使われている英語表現が難しくないのが多い
といったところが魅力です。
シュレック2では、そんな恋物語はそう簡単に問屋がおろさない、と邪魔者が現れ、邪魔者との争いに勝ち残る、という物語です。
シュレック2は第1作に比べて、ちょっとミュージカル的要素が強くなり、随所に歌が挟まれています。
シュレック第1作ではエンディングでザ・モンキーズの「デイ・ドリーム・ビリーバー」が使われていて懐かしさを感じました(^^)
シュレック2では
- リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ(リッキー・マーティン):郷ひろみが「Goldfinger99」としてカバーした曲として有名ですね(^^)
- ホールディング・アウト・フォア・ヒーロー(ボニー・テイラー):こちらも麻倉未稀が「Hero」としてカバーしています。
- オール・バイ・マイセルフ(エリック・カルメン):エリーヌディオンなど多くの歌手によってカバーされた有名な曲です
といった私でも知っている曲も含め、数多くの曲が収録されています。
これは現地での生活をしている人たちにしてみると、「あ〜あの曲」みたいに思い出されるものなんでしょう。
(残念ながら私にはわからない(^^;;)
Wikipediaによるとシュレックシリーズの興行収入は(2017年6月時点)、シュレック2が最も成功しており、シュレック1作目の倍近い収入をあげています。
シュレック:4.844 億ドル
シュレック2:9.198 億ドル
全世界でも10位にランクされるくらいヒットしたようですね。
個人的感想ですが、たしかに第1作よりストーリー、演出は磨きがかかっている気がしました。
シュレック2のキーパーソンはなんといっても、冒頭の画像にある「フェアリー・ゴッドマザー」ですね。
自分の息子チャーミング(ネーミングも面白い)をフィオナ姫の王子にすえて、FARFARWAY国の支配を目論んでいるフェアリー・ゴッドマザー。
実は現国王との間にも秘密があって、国王がそれ故に苦悩することに。
この作品でフェアリー・ゴッドマザーの策略でフィオナ姫がチャーミング王子といい関係になりそうになり、シュレックが手出しできなくなるシーンがあります。
フェアリー・ゴッドマザー(FG) Don't you think you've already messed her life up enough? (いい加減にあきらめたら?)
シュレック(SH) I just wanted her to be happy.(僕は彼女が幸せであってくれればいいんだ)
FG And now she can be.(これで幸せになるわ)
(中略:ここでフェアリー・ゴッドマザーはシュレックをあきらめさせようと説得します)
SH But I love her.(でもまだ彼女を愛しているんだ)
FG If you really love her, you'll let her go. (もしまだ本当に彼女を愛しているのなら、身を引くべきよ)
このフェアリー・ゴッドマザーのセリフがドスン、ときますね。
you'll let her go. あなたは彼女を行かせなさい、が直訳ですが、彼女をフリーにさせなさい、すなわち、自分は身を引きなさい、という意味になるんですね。
また内容もぐさっときますね(^^)
本当に彼女を愛しているのなら、自分のエゴではなく彼女の幸せを考えなさい、という教訓めいたことを言われている気がします。
王様を脅すことができる力、自由に操る魔法、イベントを開催すれば主人公的な存在、歌を歌わせれば一流、となかなかの存在感です。
これが「魔女(witch)」ではなく「妖精(fairy)」となっているところが面白い(^^)
この作品、自分ではわからないのですがいろいろなところにパロディーが潜んでいる気がしてしょうがない(^^)
アメリカの文化を知っているとパロディがわかるんでしょうね。
余談ですが日本語吹き替え版で、バーのママをしているドリスというゲイの声をジョン・カビラがやっているのですが、これがまた渋くて笑えます。