(画像はTwitterより)
昨日すごいニュースが飛び込んできました。
将棋の若きホープ藤井聡太七段が、将棋のタイトル戦に挑戦することが決まり、その最年少記録を31年ぶりに更新したというものです。
従来の記録は平成元年屋敷伸之四段(当時)が持っていた「17歳10か月24日」。
藤井七段はタイトル挑戦の初戦となる8日で「17歳10か月20日」とわずか4日ながら更新です。
ちなみに先日ここでも紹介した加藤一二三さんは1960年に「20歳3ヶ月13日」でタイトル(このときは名人!すなわちA級に所属していたということ!)挑戦最年少記録を打ち立てました。
加藤さんはまさに”昭和の天才”。
その記録を破ったのは”平成の天才”羽生善治さんで1989年10月19日に 「19歳0ヶ月22日」という記録を打ち立てます。
史上初の10代のタイトル挑戦です。
しかも羽生さんはこの時タイトルも獲得し、タイトル獲得最年少記録も更新します。
ところがそのたった2ヶ月後に前述した屋敷伸之さんが「17歳10か月24日」と記録を大幅に更新。
そしてタイトルも獲得し、タイトル獲得最年少記録も羽生さんの記録を破りました。
それから31年。
多くの天才と呼ばれた棋士たちが記録に望みましたが、近づいたのは今度藤井さんの挑戦を受ける渡辺三冠。
屋敷さんが記録を打ち立ててから14年後の2003年9月2日に「19歳4ヶ月10日」という記録を出しました。
そして今名人・竜王と2大タイトルを保持している豊島名人・竜王も2011年1月8日に「20歳8ヶ月9日」と肉薄しています。
ちなみに豊島名人・竜王は平成生まれ初のタイトルホルダーです。
将棋界は、平成に入って羽生さんがトップに君臨していましたが、その羽生さんも50歳で、さすがに往年の勢いはありません。
(それでも竜王タイトル挑戦の予選では1組で優勝するなど健在です(^^))
そして今は36歳の渡辺明さんが3つのタイトルを、30歳の豊島さんが2つのタイトルを、27歳の永瀬さんが2つのタイトルと8つのタイトルのうち7つのタイトルを3人で分け合っています。
ここにさらに10年若い藤井さんが台頭してきたわけで、いわゆる4世代が切磋琢磨して活躍している状況です。
私の両親は基本囲碁を楽しむのですが、子供の頃に父から将棋の手ほどきをうけたくらい、父は将棋もある程度さします。
そんな父は私と会うといつも「藤井くんはどうだった?」と訊いてきます。
そして将棋はさせない母も「藤井くん、この間勝ったよね」と話しかけてきます。
2人にとってみれば孫世代の活躍はことさらなにか明るい材料のようです(^^)
将棋連盟のアプリをいれているので、藤井さんの棋譜はそのアプリで観ることができます。
父は新しい棋譜がでると私のアプリを使って「どれどれ」と楽しそうに見ています。
新しい力というのはエネルギーを感じます(^^)
8日からのタイトル戦、楽しみです(^^)