いきなり”リニューアル”!と言われても、「なんの?」って訊かれますよね(笑)
フロマラソンでお世話になっていた墨田区の銭湯”黄金湯”さんがついにリニューアルしたのです。
このリニューアルプロジェクト、実はクラウンドファンディングで資金を募集し、目標金額300万円のところ、なんと650万円も集めたというおばけプロジェクトでした!
もちろんお世話になった私も微々たるものですがちょっと参加させていただきました。
オーナーさんからLINEで、お披露めの説明会をするということだったので、手土産をもって早速お邪魔してきました。
マンションにかかっている看板はそのままだったので、錦糸町から道を曲がると見慣れた看板が目に飛び込んできました、が!入口はすっかり変貌!!
なんかガラス張りでとってもおしゃれ(^^)
こちら改装前(^^) いわゆる昭和からある銭湯の表構えでした(^^)
(画像は先程のクラウドファンディングのページから引用)
入口の受付、いわゆる番台はオープンスペースとなっていて、なんと左手に見える蛇口のようなものは「ビールサーバー」です!
ベンチもあって風呂上がりにビールや冷たいお茶、牛乳などをいただけます。
番台の上は、下町の祭りで使われる提灯をイメージした作りなっていて、今回のプロジェクトを機に作られたロゴマークが表示されています。
下駄箱はこれまで使っていたものを再利用。
令和と昭和の融合です(^^)
脱衣所もリニューアル。
ロッカーが白い木の優しさが伝わってくる落ち着いたデザインです。
こちら男湯です。
女湯左側の壁を軸とした線対称に配置されています。
湯船は「熱湯」「薬風呂」「炭酸風呂」「水風呂」の4つで構成されています。
奥の扉を抜けると・・・
サウナです。
ここに水を掛けるとぶわ〜っと蒸気がでてきます。
中は広々として12人くらい入れるようです。
そしてその前には屋外に通じている水風呂。
なんとチラーをいれて低い温度を設定しているそうです。
サウナ好きにはたまらんですね!
その向こうには外気浴ができる休憩スペースがあります。
姉妹店である大黒湯さんも外気浴と露天風呂があって大人気。
女湯にも4人と小さめですがサウナがついています。
週に1,2度男湯と女湯を入れ替えることも考えているとオーナーさんはおっしゃっていました。
今回のリニューアルでは、いろいろなこだわりがつまっています。
これまで紹介してきた、
- 番台でのビール提供
- 4つのタイプの湯船
- サウナ
- チラーを使った屋外の水風呂
- 外気浴
ももちろんですが、さらにデザインにもこだわっています。
ちらっとお見せした「ロゴ」も今回を機に作成。
そのロゴをあしらったタオルや手ぬぐいなども用意されています。
そして銭湯といえば、壁絵。
昭和の銭湯は富士山が有名ですが、今回はデザイナーの方に描いていただいたそうです。
こちら男湯側。
こちら女湯側。
これ、実は黄金湯とともに歩む人生、なんだそうです。
男湯側の右から始まり、男湯と女湯の境にある富士山を経て、女湯側の左側に向かっていきます。
生まれて黄金湯とともに育って結婚して子供ができてその子供がまた黄金湯にやってくる、という流れ。
なんか生活に密着した存在を表現していて素敵な視点だなぁと思いました。
これを描いてくれたデザイナーさんは、「きょうの猫村さん」漫画を書いていらっしゃる”ほしよりこ”さんだそうです。
こちらは脱衣所と入口の境にかかっている暖簾なのですが、「お〜〜〜〜い」という声を表現しているそうです。
よく男湯と女湯との間で「お〜い、こっちはでたぞ〜」なんて声をかけあっていたそんな文化をデザインで表現されたんだそう。
オーナーさんの「みんなの身近な存在でありつつ、新しい価値を提供していきたい」という想いがたっぷり詰まった設計であり、デザインであり、施工だなぁと感じます。
コロナの影響で工事もいろいろご苦労が多かったようです。
それを乗り切ってここまでこぎつけた行動力はさすがです(^^)
フロマラソンもコロナの影響で開催については様子を見ているところです。
まだまだみんなが集まれるタイミングではないと思っているのですが、これを見ると早くやりたい気持ちがウズウズしてきます。
今回何気なくお邪魔しちゃったのですが、実はクラファンで「一足先に施設見学撮影会案内」というリターンの一環だったらしく、「チケットは?」と訊かれて「え?」と答えてしまった私。
そっか、私は対象ではなかったんだ・・・
オーナーさんからのLINE連絡でてっきり一般に公開していると勘違いしちゃいました(^^;;
どうもすみません!!!
手土産持っていったので許してください(笑)