48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

リバースメンター

英語セミナーでお世話になっている原澤講師、岸講師が作成している英語テキストの音源収録にご一緒させていただきました。

 

3ヶ月前にもお邪魔させてもらったときは初めてということもあり、緊張感たっぷりでしたが、今回はスタジオの雰囲気やメンバーもわかるので、リラックスして参加させていただきました。

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いつも学習でつかっているテキストの音源の声がまさに目の前から聴こえてくるのは、2度目といえども興奮もの(笑)

 

原稿のとおりに読んでいただいているか、フレーズについて声優の方々の意見がないかを確認するのが主な役割。

 

初めての収録のときは、聴き落としがないように必死に音をおいかけていました。

 

でも今回は、耳に入ってくる音の順番で情景をイメージするというトレーニングも兼ねて取り組んでみました。

 

4月から原澤講師に特訓をしていただいているおかげで、3ヶ月前よりだいぶ音を拾えるようになっている気がしました。

 

私にとっては貴重なヒアリングのトレーニングの場となりました。

 

 

 

この収録に先立って、近くのファミリーレストランで両講師と一緒に昼食をとりました。

 

3人で会うのは前回の収録以来なので丸々3ヶ月ぶりです。

 

テーブルごとに空席を設置して距離を保つよう店内は工夫されていましたが、念には念をいれて、食事中はなるべくおしゃべりせず(それでも私はしゃべっちゃいましたが・・・)、食後はマスクをしていろいろなお話をしました。

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たくさんの話題があったのですが、印象深かったのが「リバースメンター」の話。

 

通常の「メンター」精度は仕事上の指導者あるいは助言者を指すので一般的には仕事上立場が上の人がしたの人の面倒をみる精度です。

 

「リバースメンター」はその逆で、仕事上立場が下の人に上の人が学ぶというものです。

www.fujitsu.com

 

上記URLの記事にもあるように1999年ころにGEが初めて採用した精度として紹介されていますが、今ここに着目したのは、コロナ対応で評価の高い台湾のIT大臣オードリー・タン大臣が関係していたからです。

 

台湾では、2014年に学生が議会の活動の透明性を訴えるため、議会占拠という事態が発生しました。

 

この活動は台湾全土で支持を得て、その後「あらゆる大臣が、リバースメンターという2人の若者をメンターにつけないと行けないというルール」が設定され、オードリー氏はそれをきっかけに大臣の道へ進んだそうです。

 

 

聞くところによると医療現場も大変だけど、教育現場も性質は違えど大変な状況だそうです。

 

学校と学生との関係が好ましい状態でなくなってきていることを懸念されていました。

 

これまでの既得権益を盾にして、若い人、立場上弱い人を管理し、若い人、立場上弱い人がつぶれされそうとする動きが教育現場で見られているという危機感があるそうです。

 

権益を持っている人たちが強いリーダーシップを発揮して仲間、チームを直面している課題解決に向かって牽引してくれれば、それはすばらしいことです。

 

逆に権益を持っている人たちが直面している課題に対処できる力がないのに、自分たちの狭い見識で仲間、チームに辛苦を強いる結果になるのは大変残念。

 

「わからないことはわからないと正直に言える人」であれば、対話を通じて打開策をさぐる行動につながるはず。

 

リバースメンターはまさにこんな状況に必要な行動・制度ではないかと感じます。

 

 

 

自分の見識・言動に自信を持つことは周りの人たちにもいい影響を与えますが、過剰になって傲慢になるとその自信は返って弊害を生む恐れがあります。

 

シェアハウスの運営でも、一方的にルール遵守を訴えても解決になりません。

 

ルールを遵守出来ない人たちには、その人達なりの理由があるんです。

 

それを受け入れるか受け入れないかは後の話で、自分の期待通りにならないその理由にまず目を向けることが”急がば回れ”だと思います。

 

その理由を解決するために自分の見識では不十分であれば、対話を通じて解決策をさぐろうとする行動が、両者にとって建設的な方向をあぶり出してくれます。

 

権力を振りかざしても、脅威を見せつけても、それらは本来の有効な解決手段ではなく、一時しのぎの行動にしかすぎない。

 

根本的解決は対話を通じて初めて一歩が踏み出せると思っています。

 

 

 

リバースメンターの精神はこれからの私の活動においても、とても大切な作用をする姿勢だと思いました。