48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

う〜ん、ちょい残念

法人を起こすとちょくちょくお国から、調査だとか、提出が必要だとかいうことで、書類が送られてきます。

 

ものにもよるのですが、これがまたいろいろと細かい(^^;;

 

まぁ、間違いが起こらないように処理をするための必要なフォーマットとは思うのですが、気が滅入ることもしばしば。。。

 

今回も2つほど書類がやってきました。

 

1つ目は「GビズID登録の案内」。

 

2つ目は「法人企業統計調査票」。

 

「Gビズ」は厚生年金保険などに関わる各種届けについて電子申請ができるシステムで、要は「ID登録してこれから電子申請していきましょう」という案内です。

 

「法人企業統計調査票」は財務省から「財務状況を包括的に把握する」という名目で依頼される調査票です。

 

金融業、保険業以外の業種は資本金5億円以上は必須なのですが、5億円未満の会社は資本金階層ごとに無作為にコンピューターで選んでいる、とのことですが、きっと持続化給付金を申請したからではないか、と勝手に推測(笑)

 

ま、別に調査に協力することは問題ないのでやるのですが、ここでもオンラインの案内があり、電子申請に協力ください、とありました。

 

政府関係はこういった電子化が遅れているという指摘はかなり昔からあり、電子化することの是非はともかくも、企業と機関が協力して状況を把握していくこと自体は必要なことでもあるので、効率よく進めたい気持ちはあります。

 

電子化は効率よく進める上で有効な手段になりうるので、私も早速着手することにしました。

 

1 Gビズ

gbiz-id.go.jp

まずIDを取得するのですが、これが実は面倒(^^;;

 

なぜかというと、ネットでインプットするだけではダメなんです。

 

インプットして「印刷して」「捺印して」「法人印鑑証明書と一緒に郵送」しなくてはならないんです。

 

そして2週間してから登録メールアドレスにメールがきて、パスワードを設定しこれでやっとIDが取得できます。

 

確かに法人なのでネットで申請するには、その法人であることを確認する手段が必要なのですが、今の日本のシステムでは、まだ登録とインターネットが連携しきれていないため、古きシステムである印鑑証明書を利用しないと、確認ができないんですね。

 

まあそれでもIDがとれたから、とりあえず厚生年金保険関連の書類を電子申請してみようとそちらの操作案内に移りました。

 

ところが、ここでも壁。

 

なんとcsvファイルを自分で作成するのはまだしも、専用のプログラムをインストールしてそのプログラムで書類を変換する必要があるようです。

 

しかもそのプログラムはWindowsしか対応していない。。。

 

WindowsでOfficeがインストールしてあることが前提になっているんですね。

 

Windowsして、しかもWindowsマシーンにOfficeをインストールしていない私はお手上げ。。。

 

Maccsv作成してWindows機にファイルを移して操作するなんて面倒なことこの上ないんです。

 

まあ、書類で記入するのは私1人分だけなので、手書きの方が早く終わってしまうことから、電子申請はとりあえず断念しました。

 

2 法人企業統計調査票

こちら、2回にわけて封書が届きます。

 

1通目は「これから書類がいきますのでご協力よろしく」というもの。

 

2通目に調査票が入っています。

f:id:almater2014:20200824170548j:plain

これ、1回でいいと思うんですけど。。。

 

ま、それは置いといて、2通目に「電子申請」の紹介があったので、さっそく案内に従って操作してみました。

 

すると、推奨環境は「Windows8.1/10」という記載が。。。

 

嫌な予感がしたのですが、Excelのファイルをダウンロードするらしいので、Macでもできるかもと思いMacにダウンロードしてみました。

 

するとこのファイル、なんとマクロがかかっている。

 

(ファイルに簡単なプログラムが組み込まれていて、入力内容によって自動的に処理が進むようになっています)

 

「今どき、マクロがかかったファイルをユーザーに使わせるのかなぁ」とちょっと違和感感じながら(場合によってはそれがウイルスだったりする恐れがあるためです)ファイルを開きます。

 

イマイチ入力の仕方がわからなかったので、マニュアルを開いて操作方法を確認しました。

 

すると、マニュアルに記載されている記述やコマンドがない!

 

特に「アドインに表示されるメニュー」というのが全く無く、これはすなわち入力後の保存や転送といった処理ができないことを意味しています。

 

え〜〜、ダメじゃん!

 

しょうがないと諦めることに。

 

MacExcelでは表示されないんですね。。。

 

なお、諦めてExcelを閉じようとしたら、「アドインに表示されている終了ボタンで終了させてください」とエラー表示!

 

え?アプリを終わらせられないの?

 

そう、マクロが動いているので他のコマンドが効かないんです。

 

結局強制終了。

 

 

 

 

政府系のアプリや電子申請関係はWindowsしか対応していないことが多く、Macユーザーにとっては嘆かわしい。。。

 

政府システムをインターネットで利用できることは、情報管理という点で良し悪しは議論の分かれるところだと思っています。

 

なので、便利さを追求することは必ずしもいいとは言い切れない面があるとは思うのですが。。。

 

10万円の給付金では、マイナンバーカードでの申請と郵送と申請方法に選択肢があったのはよかったのですが、連携できていないので、結局処理をする自治体の職員さんたちにかなりの負担を強いてしまいました。

 

国や自治体が提供するサービスと紐づくべき情報との連携を、セキュアでありつつ、便利に機能してくれるシステムであってほしい。

 

そしてMacユーザーに優しくしてほしいなぁ(^^)

 

今の段階だとこういったサービスレベルを享受するために、Windows機にあえて投資をしようとは思えないんですよね。