48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

映画鑑賞〜「Re:Life」

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(画像:Amazon Prime Videoより引用)

 

ヒュー・グラント、かっこいいですね〜(^^)

 

先日岸講師からのオススメでみた「About a boy」で好演したヒュー・グラントつながりで、また岸講師からオススメいただいたのがこちら「Re:Life」。

 

アカデミー賞を受賞した経歴をもつハリウッドの脚本家キース役を演じています。

 

アカデミー賞を受賞したはいいが、その後は鳴かず飛ばずで仕事も回ってこなかったキースに、ひょんなことからニューヨーク州の田舎にある大学で脚本を教えるという仕事を引き受けることに。

 

しかし就任早々学生に手を出したり、クラスを1ヶ月放棄したり、まあ学生に教えようという気持ちはさらさらなく、ダメダメオヤジでしたが、学生たちをふれあっていくうちにまた内から新たな情熱がわいてくる、そんなストーリーです。

 

ダメダメだった男が若い人との付き合いを通じて何か目覚めていく、という流れはまさに本作より12年前に作られた「About a boy」と同じような流れ。

 

「About a boy」は2002年作で、こちら「Re:Life」は2014年の作品。

 

この時ヒュー・グラントは54歳!

 

About a boy(映画)では、ヒュー・グラント演じるウィル、少年マーカスと母、ウィルが思いを寄せるレイチェルとその家族という主に3つのドラマが合ったのに対し、Re :Lifeでは、キース、子持ちの学生ホリー、学長のラーナー、キースの良き理解者の同僚ハーパー教授、手厳しいウェルドン教授、キースと関係を持つカレン、学生ながら脚本家としての才能を発揮するクレムなど、たくさんのドラマが織り込まれています。

 

その分、About a boyと同じような展開であっても、それぞれのドラマに触れるので飽きがこないですね。

 

このあたりの構成の違いは12年間のときの流れなのでしょうか。

 

 

 

さて、本作品もAbout a boyと同様、ファンタジーコメディーでしょうか。

 

かわされる会話がこれでもか、というくらいウィットに飛んでいますね。

 

一昔前にハリウッドなら大ウケだったジョークが田舎町ではことごとく滑る様は、思わずクスっとしてしまいます。

 

ニューヨーク州に向かう空港でセキュリティチェックを受けていると、検査官が「もしかして脚本家のあの人?」と仲間を呼んで興奮しています。

 

突如人気者扱いで歓迎されたキースは思わず「これなら爆弾持ち込んでも何も言われないな」なんて軽くジョークをかますのですが、笑顔だった検査官はドン引き・・・

 

真顔になって「それはいけない」と突然態度が冷たくなります(笑)

 

ジョークが通じない・・・(笑)

 

 

 

About a boyのメイキングでヒュー・グラントが「コメディと悲しみの絶妙なバランス」を語っていました。

 

その要素は本作にも盛り込まれている気がします。

 

子育て、仕事をしながら大学に通うホリーはシングルマザーの苦労。

 

キースと関係をもつ学生カレンは家庭に事情が。

 

キースの良き理解者ハーパーが離婚した理由。

 

大学で力のあるウェルドン教授も大きな悩みを抱えています。

 

そしてキース自身も。

 

 

 

悲しみや苦労といったネガティブなところに、痛くなりすぎないちょっとした刺激を与えるのがもしかしたらコメディなのかもしれません。

 

だから「バランス」が大事なのかな、と。

 

手っ取り早く刺激を与えられるのが自分で、それが自虐的なギャグにつながっているのかな。

 

「子供がゆうべ吐いちゃって大変だっだの」

「へ〜、子供は昨夜飲みすぎたのかな」

「まだ9歳よ。(笑)でもそうかもしれないわね」

 

こんな会話があるのですが、シングルマザーが夜遅く子供のことで苦労をしていることをそのまま受け取っちゃうとドーンと暗くなりますが、「(大人と同じように酒を)飲みすぎちゃったんじゃない」なんて馬鹿なことをいうことで、その苦労が暗くならずに済む、そんな感じなんだろうか。

 

それにしても、ダメダメがだんだん立ち直っていく男を演じるのにヒュー・グラントはピッタリですね(^^)

 

ダメダメのままで終わっていったのがAbout a boyの前の年に公開された「ブリジット・ジョーンズの日記」。

 

実はまだ観たことがなかったので、Re:Lifeを観た後に続けて「ブリジット・ジョーンズの日記」を観ちゃいました。

 

それはまた後日に(^^)

 

About a boyや天使のくれた時間のように、これもハッピーエンドのファンタジーコメディなので、観て気持ちがすっきりします。(^^)

 

邦題は「Re:Life」ですが原題は「The Rewrite」。

 

Rewriteは「再びwriteする」すなわち「書き直す」ということです。

 

映画を見ると「Rewrite」(新しく書き直す)の方がしっくりきます。

 

邦題の「Re:Life」(やり直し人生)はちょっと違う気がします。

 

なんでこんな邦題つけたんだろう。。。

 

映画でもRewriteがセリフの中に出てきます。(どこだったか失念・・・)

 

そう言われれば私も"Rewrite"の人生を送っているかも(^^)

 

 

 

さて番外編。

 

最近映画などを観ていて、別の作品にこの人出ていた!というケースがよくあるのですが、この映画でもありました。

 

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(画像:Amazon Prime Videoより引用)

 

キースが受け持つ脚本のクラスの学生で、キースが顔で選んだ学生なのですが、もしかしてと思って調べてみたら・・・やはりそうでした(^^)

 

「Mr.イグレシアス」に新任の歴史の先生アビー役で出ているマギー・ゲハでした。

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このアビー先生、すごく背が高くて、Mr.イグレシアスのゲイブやトニーらがおチビさんに見えちゃうくらいなんですが、ヒュー・グラントは引けをとらなかったので、彼もかなり背が高いのかな。

 

彼女は2012年からテレビに出演し、2014年映画にデビュー、Re:Lifeはその年の作品のようですね。

 

2019年に始まったNetflixのドラマ「Mr.イグレシアス」ではしっかりレギュラーの座を掴んでいるので、売れてきたのかな(^^)