48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

橋田壽賀子さんの訃報にふれて

橋田壽賀子さんが亡くなられました。

 

享年95歳とのこと、数字だけ見れば大往生という印象ですが、急性リンパ腫によるとのことで病気がなければまだまだお元気でいらっしゃったかもしれない、と思うとすごいエネルギーを持っていらっしゃったんだなぁ、と感じます。

 

有名な作品として「おしん」とか「渡る世間は鬼ばかり」などが挙げられますが、国内のドラマをあまりみない私にとっては、正直作品に思い入れがあるわけではありません。

 

ただ、数年前ですが以前たまたまテレビで拝見したインタビューが印象に残っていたので、この訃報に目が止まりました。

 

第一線で活躍されてきたので、下世話な話ですがお金には全く不自由しないくらい資産をもっていたそうです。

 

すでに終活を意識していて、身の回りの整理をだいぶ進めており、これからどう生きていくかを考えたんだとか。

 

その結果とった行動が「旅行」だと。

 

みたことのない世界を自分の目で見られる贅沢を楽しみ、自分が稼いできたお金を色々なところに結果的に還元していきたい、のが理由。

 

お金が欲しくて死ぬ直前まで金儲けに邁進する人は少なくないだろうという想定には、それほど大きな反対はないだろうと思います。

 

そしてたくさんの資産を抱えて亡くなる人も少なくないことでしょう。

 

橋田さんは、自分が死ぬ時には一円も残ってないのが理想、とおっしゃっていました。

 

家族がいれば、その家族に少しでも多く残してあげたい、というのは自然な人情。

 

でも自分が死んだ後に家族がいない場合、持ってる資産を使い切って一生を終えたいなぁ、なんて漠然と考えていたので、「あ、似てる」と感じたんですね。

 

その考え方の是非はどうでもよくて、自分もまた考えが変わるかもしれません。

 

ただ「どうやって死ぬか」というちょっとした死生観や人生の送り方というものを、より意識するきっかけになった気がします。

 

私にとって死生観を強く意識するようになった一番大きな出来事は、東日本大震災でしたが、この橋田さんのインタビューも何気なく私に影響を与えてた気がしてます。

 

多くの人達にたくさんの娯楽を届けてこられた功績は私が述べるまでもないでしょう。

 

心よりご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

それにしても、平成の三四郎古賀稔彦さん、北の国から田中邦衛さんとこの数日である意味シンボル的な存在だった人が亡くなられて残念。。。

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