先日MBAシェアハウスでWiFiの電波が弱い部屋の近くにWiFiのアクセスポイントを設置したお話をしました。
実は当ハウスではもう一箇所WiFiの電波が弱いところがあります。
2つの家がくっついてシェアハウスとなっている当ハウスは1階はつながっていますが、2階はつながっていません。
こんなイメージ。
1階に大元のルーターがありほぼこれでカバーできるのですが、2階の一番離れた部屋ではさすがに感度が下がってきます。
先日はずっと放置されていた地点にやっと設置したもの。
これまでその部屋にいるハウスメイトは会社から支給されているWiFi機器を使っていたので実用上大きな支障はなかったのですが、近日返却するかもしれない、とのことで対応しました。
そして今回はもう一方の2階。
ここは4年ほど前に「WiFiが弱い」というフィードバックをうけて、一旦NTTと契約してアクセスポイントを1階に設置しました。
2階でなく1階にしたのは工事の手間がかからないことと、大元のルーターから少し話すことで電波が届くことが確認できたため。
ところがこの時設置したアクセスポイントの機器の動作が安定しない。
毎月支払いがあるのにパフォーマンスがでないなんて、ということでこのアクセスポイントの契約を解除し自分で設置することにしました。
こんなイメージ。
無線で中継機として機能する「メッシュ中継機能」をもっているタイプなので、同じNECをのAtermシリーズで同機能をもっているルーターを親にすると、無線でアクセスポイントとして機能させることも可能。
ただこのハウスの大元のルーターはその機能がないことや、安定した供給が目的なので不安定な無線ではなく有線で接続して設置します。
んで、最初に躓いたのが設定^^;;
NECのAtermシリーズでは、アクセスポイントとして使うために「ブリッジモード」というモードに設定します。
そしてこの機器にアクセスしてSSIDの名前やパスワードをこちらの都合に合わせて設定変更をします。
この作業に難儀。。。
というもの先日設置した同じNECのAtermでは、指定されたURLを入力すると設定画面が出たのですが、この機器ではできない。。。
Atermのサポートデスクに電話すると、まずWiFiでこの機器に端末でアクセスする必要があり、それで設定画面が開くことが判明。
先日設置した機器は「WG1400HP」というちょっと古いタイプで、これはすぐに設定画面が開いたんですね。
設定画面を開くためのURLがかぶっているので、新しく設置する「WG1200HP4」の設定画面用URLも変更。
これで無事セッティングが完了したので、有線LANケーブルを引っ張って設置です。
大元のルーターからケーブル伸ばして、ケーブルカバーにおさめます。
どうしても一箇所穴をあけないといけないので、オーナーに許可をもらって穴をあけ、ケーブルを通します。
こんな感じでケーブル貫通。
階段の壁を這わせて2階までケーブルカバーでカバーしながら配線し、電気はダクトレールから調達。
ここは日中でも日が当たらず暗いのでほぼ一日中つけっぱなしなので、電源が常にはいっています。
高さ1メートルほどの棚の上に設置。
このくらいの高さがWiFiを一番有効に使えます。
これで一番端の部屋にもWiFiが届くようになりました。
これでこのハウスはルーター1台、アクセスポイント2台という設定になりました。
ルーター自体がWiFi機能を持っているので、WiFi機器は3台になります。
これ、他のハウスでNTTの業務用で設置すると月額18,000円ちょっと。
このハウスは月額5,200円ほど。
だいぶコストが違います。
もちろんNTTの業務用のメリットはいくつかあります。
- 同じSSIDで使い回せる(当ハウスはSSIDが5つ存在するので自分で選ぶ手間があります)
- 配線工事をNTTがやってくれる
- 機器が不具合があるとサポートしてくれる
- 10Gbpsという驚異的な速度でデータ送信される(2021年12月時点では東京23区の一部のみ)
お金をかけただけのサービスはいろいろとありますが、このハウスでは今の所この設備でなんとかなりそうです。
これでやっとWiFi関連の対応は一区切り、です。