48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

決断

コロナ感染の収束が依然として見えていなかった2021年2月、在宅勤務する人がこれから増えていくだろうと見込み、在宅勤務(リモートワーク)の人たちを応援するシェアハウスとして「リモワシェアハウス」を立ち上げました。

 

オープン当初から2人の方々に入居いただき、幸先のいいスタートをきりましたが、以降驚くくらい問い合わせがこない・・・

 

露出を増やしたり、価格を改定したりといろいろ手を尽くしてみたものの、やはり問い合わせがこない^^;;

 

この物件はサブリース物件なので、入居者がいようといまいと固定費として家賃が発生します。

 

そして秋口に入居者の1人が退去したことで、収益の悪化状況が危険ゾーンに入ってしまいました。

 

このままだと会社の存続そのものが危うくなってしまいます。

 

では集客はなんとかできるか・・・

 

自分がやれることはやってきたけど、手段はまだありました。

 

ただ自分のポリシーと照らし合わせると、その手段を自分としてとることはできませんでした。

 

 

 

となると、自分の持つ選択肢は1つしかありません。

 

撤退。

 

オーナー様に連絡をとってその旨をお伝えしました。

 

契約条項に基づいて解約までは6ヶ月。

 

ただオーナー様にとっては正直がっかりな話。

 

しかもシェアハウス業界をよく知らないこともあり、どうしたらいいかわからない、と。

 

本来ならそれはオーナー様側の責任であり、そのために解約期間を長めに設定しています。

 

とはいえ、シェアハウスの設計段階から関わらせていただき、そこを信用してくれたオーナー様の気持ちを考えると、杓子定規的に「はい、さようなら」ということにも抵抗があります。

 

となると自分ができることは、オーナー様に代わって後をついでくれる運営業者を見つけること。

 

いろいろな会社にご連絡をさせていただき物件を紹介させていただきました。

 

その結果複数の運営会社さんからお問い合わせをいただき、そのうちの1社と契約を結びたいという意向をオーナー様から連絡をいただきました。

 

最低限の責任を果たせてまずは安堵。

 

オーナー様と新運営会社との契約開始時期はまだわかりませんが、お尻が決まり、撤収に向けて動き始めました。

 

インターネットの解約、水道光熱の停止手続き、現在の入居者の方への対応、近隣へのご連絡、自分の荷物の撤収、自治会への連絡などなど・・・

 

 

 

残念な結果になりましたが、自分の実力不足なので仕方がありません(^^)

 

もし私の会社に1人でも社員がいたら、自分のポリシー云々よりどんなお客さんでもいいから空室を埋めるために遮二無二やらざるを得なかったかもしれません。

 

前職でも、お取引先でも当然のことながら、手段を選ばずという行動を求められてきました。

 

でも今回については手段を「選ぶ」という選択肢をとり、結果として撤退することになりました。

 

自分1人の会社だからこそ、自分にわがままな道を選んだことで、もしかしたらもっと苦境になるかもしれないのですが、気持ち的にはとてもすっきりしています。

 

オーナー様に撤退を申し出たものの、オーナー様の物件そのものはやりかたによってはまだ復活できる可能性が十分あると思ったからこそ、新しい引継先にご紹介できたわけで、あくまでも私自身の選択であったことが救いです。

 

前にもお話したように、コロナ以前と今では利用される方々の求めているものが変化してきており、シェアハウスのコミュニティーよりもより安価であったり物件のゆとり(広い部屋、郊外の自然など)という方向に向かっている気がします。

 

コミュニティー重視の私のスタイルからすると逆風^^;;

 

まだもう少し忍耐が必要かもしれません。。。

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