(画像:NHKクローズアップ現代の公式ホームページより引用)
友人がSNSでシェアしてくれたのが、NHKクローズアップ現代(通称”クロ現”)「桑田佳祐さん “同級生”を語る」でした。
66歳になる桑田佳祐が、同い年である、世良公則、Char、野口五郎、佐野元春に声をかけてチャリティソング『時代遅れのRock’n’Roll Band』を作り発表しました。
その楽曲制作の裏側をNHK桑子アナウンサーが桑田佳祐にインタビューした28分の番組。
私の世代は、彼らはド・ストライクのアーティストたち(^^)
桑田佳祐:サザンオールスターズでデビューした時の「勝手にシンドバッド」を歌っているシーンをよく覚えています。1978年メジャー・デビュー。
世良公則:世良公則&ツイストとして歌謡ロックを引っ張ったバンドのリードボーカル。1978年メジャー・デビュー。
Char:卓越したギターテクニックと甘いマスクと歌声でロック界のプリンス。1976年デビュー。
野口五郎:西城秀樹、郷ひろみとの新御三家としてアイドル路線でデビューするも、実はギターをかなりこなすアーティスト。1971年デビュー。
佐野元春:山下達郎、大滝詠一と並んで独特の世界観を作ってきたアーティスト。1980年デビュー。
皆さん、かっこよかった(^^)
クロ現の番組の内容は冒頭のリンクを見ていただいたほうがより詳細におわかりいただけると思いますのでここではあえて触れません(^^)
この番組を友人のSNSのシェアで知り、早速NHKプラスで視聴。視聴の余韻が残っているところでYoutubeに公開されているPVを視聴。
66歳になる彼らの声の質の高さに驚きました。
まあ、今はデジタルだからいろいろいじれるので、実際の生の声かどうかはわかりませんが、少なくともクロ現で披露した桑田佳祐の生歌はすばらしかった。
おそらく、他のメンバーもYoutubeで聴かせてくれた声がでていたのではと想像します。
昔世良公則はものすごいシャウトして歌うので、さぞ喉が強いのでしょう、とインタビューされたときに、「実は逆で喉がすごく弱いから、できるだけ普段は声をださないようにしている」と答えていたのをなんとなく覚えています。
声は声帯が大きな要素で、筋肉で支えられているので年齢とともに筋肉が衰え声がでなくなる傾向にある、というのが私の理解なのですが、(実際私も声がでなくなってきている)彼らはそれを感じさせないところに、ものすごいプロを見せられた気がします。
私は自分がプロフェッショナルになれないので、プロを感じさせる人にすごく憧れてしまいます。
なので、以前はNHKの「プロフェッショナル」という番組も欠かさず観ていました。
(今は毎週ではお腹いっぱいになってしまうので、たまに、です(^^))
40年以上も第一線で活躍をしてきたのだから、十分化け物たちなのですが(笑)これだけ続けてこれたのはなぜなんだろう。
独自の世界を持っている
突出した技能をもっている
アイデアが湧いてくる
音楽が三度の飯より好きである
世渡り上手である
などなど、いろいろな要素が考えられるでしょう。(それが的を得ているかどうかはともかく・・・)
こういう脚光を浴びるときは、きらびやかに見えるんだろうけど、普段はかなり地道に曲作りして披露してはボツ食らって、みたいなことを懲りずに続けてこれた気持ちの強さがきっとあるんじゃないかなぁ、というのが私の勝手な想像。
99の失敗と1のちょっとした成功。
そう思うと、普段うまくいかないなぁ、と感じても、100分の1の成功のために今のうまくいかない体験があるんだろう、と思うことで「しゃーないな」みたいに自分を許したり、今の自分を受け入れたりできる気がします。
かっこよさの感じるポイントが歳を重ねて変わってきました(^^)
ちなみに、この時代遅れのRock’n’Roll Band、ですが、大友康平が友情出演でドラムを叩き、原由子がピアノを弾いていますね。大友康平も原由子も桑田佳祐らと同じ1956年生まれ。(Charのみ1955年生まれでほかは1956年生まれ)
この世代はすごいなぁ。。。