48歳からの挑戦

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僕の”最後の歌”を届けたい

NHKで先日放送された「僕の”最後の歌”を届けたい〜財津和夫 TULIPラストツアー」を観ました。

(画像:電波新聞https://dempa-digital.com/article/352929より引用)

 

www.nhk-ondemand.jp

 

NHKプラスでは2022年9月26日23:59までリストされています)

 

結成以来50年にわたって音楽界で活躍してきたTULIPが、今最後のツアーを行っていて、そこに密着して中心人物であった財津和夫の思いを軸にして編集された番組です。

 

財津和夫も74歳(この当時)。未だに音楽を通して多くの人たちに発信できる力を持っているのは、類まれな才能とご本人の頑張りがあったから、と思います。

 

私がTULIPと出会ったのは1979年にヒットした「虹とスニーカーの頃」という歌。

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この頃はいわゆる「ニューミュージック」と呼ばれるアーティストたちが一気に表舞台に出てきた頃。

 

  • サザンオールスターズ:1978年に「勝手にシンドバッド」でメジャー・デビューし、1979年には「いとしのエリー」が大ヒット。
  • オフコース:1970年から活動をしていましたが、1979年の「さよなら」のヒットでメジャーに。
  • 松山千春:1977年にメジャー・デビューし、1978年の「季節の中で」のヒットでメジャーに。
  • チャゲ&飛鳥:1979年「ひとり咲き」でメジャー・デビューし、1980年「万里の河」のヒットでメジャーに。
  • 長渕剛:1977年メジャーデビューし、1978年「巡恋歌」1980年「順子」でメジャーに。
  • 中島みゆき:1975年メジャー・デビューし、1980年「ひとり上手」1981年「悪女」でメジャーに。
  • 松任谷由実:1972年にメジャーデビューし、1981年「守ってあげたい」で一般に広くひろまる。
  • さだまさし:1973年”グレープ”という2人組でメジャー・デビューし、ソロになって1979年「関白宣言」でメジャーに。
  • 八神純子:1974年にデビューし、1978年「想い出は美しすぎて」「みずいろの雨」でメジャーに。

 

バンドもいろいろ出てきました。

 

TULIPもその一つで、いい歌歌うなぁとレコードを借りて(当時レンタルレコードでLPと呼ばれていたレコード盤を借りることができたんですね)、カセットテープに録音してラジカセでよく聴いていました。

 

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学校でよく歌っていた「心の旅」

 

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切ない歌でよくフォークギターで弾き語りしていた「青春の影」。

 

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ドラマ「ひとつ屋根の下」の挿入歌で再び脚光をあびた「サボテンの花」。

 

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メジャー・デビュー曲「魔法の黄色い靴」。

 

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軽快なメロディーが印象的な「銀の指輪」

 

私もたくさんTULIPの曲にはお世話になりました(^^)

 

プロフェッショナルとして50年はすごいですね。同時に未だに現役バリバリの小田和正は化け物だと思っています(笑)(小田和正財津和夫と同じ歳)

 

さすがに最後のツアーでは声もあまりでていなくてきつそうでしたが(ご本人も、いいときの40%くらいしか声がでない、と言っていました)、それでも歌を通じて時代を彩ってきた本人が歌うことで伝わるものはまた格別です。

 

会場にきていたファンの人達も、財津和夫と同様60代、70代の人が多く、TULIPの歌を通じて当時の自分たちの時代に戻っていたかもしれません。

 

 

 

財津和夫が番組で言っていました。

 

「(ツアーの最後でデビュー曲「魔法の黄色い靴」を歌っていて感極まってしまったところについて)お客さんは僕らのことを思ってくれているんだな。それも強く思ってくれているんだな。何か愛を感じてしまった。泣いている人を見て”長年の思いを持ってここにいらっしゃっているんだな”と思うとそれがうれしかったです。歌どころではなくなってしまいました。でも、きっかけになったのは歌ですから。歌ってすごいな、と。(ここでインタビューをうけていた財津和夫がまた感極まって言葉がでなくなった)」

 

何かを伝えるということ、そして伝えた先から思いを感じ取ること、そういう感性を常に持ち続けていたいなと思いますし、財津和夫のような卓越した才能はなくても、身の回りのことでそれは実現可能なんだろうな、と番組をみてうるうるしながら思いました(^^)