48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

感慨深い

弁当屋さんでバイトを始めて5ヶ月ちょっと。

 

この弁当屋では主に「作り置きの弁当」「作り置きのお惣菜」「オーダー注文の弁当」を作っています。

 

「作り置き」というのは、予め調理をして指定の容器に盛り付けして値札を貼って店頭においておくもの。スーパーのお惣菜、弁当コーナーと同じ仕組みで、すぐに精算ができて時間をかけずに食事を調達できます。

 

「オーダー注文」とは、その場でお客様が好みのメニューを注文をするので、作る時間がかかる分ちょっと待ち時間があります。その分できたてが食べられるというのがメリット。

 

私が働いている店舗では基本2人体制で、1人がお惣菜、1人が弁当と担当が分かれています。私はずっと弁当を担当しています。

 

朝9時前に出社。

 

ユニフォームに着替えて勤務時間を打刻(POSレジで対応)しお仕事開始(^^)

 

定期的な店内の温度管理、昨日の売上から銀行入金分を取り出すのが朝最初のルーチン。

 

その後いろいろな食材がすぐに使えるように専用の容器に充填。

 

それからお昼向けのお弁当を作っていきます。

 

途中お客様がいらっしゃり、レジを担当したり、オーダーに対応したりしながら、本部から指示のあるメニューと自分たちの裁量で調整できるメニューと作っていき、数十食を調理します。

 

お昼になると、オーダーのお客様が増えてくるのでそちらに対応。

 

午後には夜や翌日用の仕込みをしたり、フライヤーの清掃したり、夜に向けての弁当を作ったりします。

 

そして夕方夜番のスタッフと交代です。

 

ま、こんな感じなので日々のオペレーションでメニュー考えたり、フライヤーの掃除のタイミングを図ったり(フライヤーを一旦止めるのでそこでお客様のオーダーが入ると結構忙しくなるんです^^;;)、日々いろいろなことがあり、なかなか刺激的です。

 

 

 

ここの仕事は、こういったオペレーションに特化できるので、シフトの調整とか、販売計画とか、面倒なことを一切しないので気分的に楽。

 

他の仕事に比べれば時給は安いけれど、責任区分が小さければ報酬も低いのはある意味自然なのでまったく気になりません(^^)

 

そんなときに、LINEのグループチャットに社員スタッフから担当している4店舗の先月の損益計算書(通称P/L)が送られてきました。

 

なんだろうと思ったのですが、P/Lが送られてきただけでなんのコメントもない。

 

「それじゃ意味ないだろう」ということで、おせっかいとは知りつつ、印刷して自分なりにまとめてみたら、いろいろ各店舗の姿が見えてきました。

 

  • 売上減が深刻な店舗
  • 売上減が他よりかなり小さく頑張っている店舗
  • 食品廃棄がかなり多そうな店舗
  • アルバイトの補充がうまくいってる店舗とそうでない店舗
  • アルバイトから社員昇格の影響がある店舗
  • オペレーションがうまくいっている店舗

 

比較対象が計画された予算なんですが、おそらくこの予算は昨年末から今年頭にかけてつくられたものだろうから、計画を作る上での「前提」が現状とだいぶ乖離しているように見受けられ、このままの予実管理でいいのかな、とちょっと思ったりして。

 

そんな分析結果をまとめて、改善点まとめて店舗の先輩スタッフに説明したら、めっちゃ感激してくれました(^^)

 

「社員に説明しようよ」と言われたところに、ちょうど別件でP/Lを送ってくれた社員が店舗を訪問してきたので、簡単に説明してみたら、こちらも喜んでくれた(^^)

 

すると翌々日に私のシフトが入ってた時、夕方入れ替わるスタッフから「P/L分析の話ききましたよ!あれいいですね!」と話しかけてきました。

 

聞くところによると、他のスタッフの人達からも「こうしたほうがいい」「あーしたほうがいい」という意見が出てきたらしい。

 

昼間のシフトでも、自分たちでできる改善案を試みはじめました。メニューの内容と量を工夫したり、解凍のタイミングを変えてみたり。

 

チームとして大きな力を発揮するにはもちろん、リーダー側の裁量に負う部分がでてくるので、この弁当屋でいえば、社員や本部に責任遂行を要求することはもちろんできますが、それでは結果的に他力本願になって前進することが叶わなくなる恐れがあります。

 

なので先輩スタッフとは、「我々でできることやっちゃいましょう!」と自分たちの裁量範囲でやれることを知恵だししています。

 

これがなかなか楽しい(^^)

 

対策の一つとして、夕方比較的暇になるので、1人は早めにあがって人件費を少し削減しようという話があって、先日は先輩スタッフが1時間早く帰宅されていきました。

 

先輩スタッフにとっても早く帰れることはWelcomeで、家事を早く終わらせてご主人と晩酌を早く始められるらしいからだとか(^^)

 

先輩スタッフが帰り際に「はっしーを1時間も1人置いて先に帰れるなんて感慨深いわ〜」とおっしゃっていました。私も感慨深い(笑)

 

そして店舗スタッフにちょっとした変化を感じられるのもまた感慨深い(^^)