木枯らし1号が東京で3年ぶりに宣言されました。11月13日のことです。
「木枯らし」とは、
日本の太平洋側地域において晩秋から初冬の間に吹く風速8m/s以上の北寄り(北から西北西)の風のことで、冬型の気圧配置になったことを示す現象(Wikipediaより抜粋)
だそうです。
実は「木枯らし」の宣言は東京と大阪だけなんだとか。東京は気象庁予報部予報課の天気相談所、大阪は大阪管区気象台気象防災部予報課がそれぞれ発表しているそうです。(Wikipediaより)
で、またこれもWikipediaからですが^^;;東京と大阪では若干「木枯らし」の定義が違うらしい。
東京においての木枯らしの条件は
1 期間は10月半ばから11月末までの間に限る。
2 気圧配置が西高東低の冬型となって、季節風が吹くこと。
3 東京における風向が西北西~北である。
4 東京における最大風速が、おおむね風力5(風速8 m/s)以上である。
大阪においての木枯らしの条件は
1 期間 霜降(10月23日ごろ)~冬至(12月22日ごろ)まで。
2 気圧配置 西高東低の冬型の気圧配置。
3 風向・風速 北よりの風が吹き、最大風速8 m/s以上。
大枠は同じだけど、時期などが少々違う感じですね。
今年の木枯らし、何がびっくりしたか、って1週間前に夏日(最高気温が25℃以上)を記録して半袖だったのに、一気に気温が冷え込んだことです。
秋を飛び越して一気に冬に向かいそうです。
11月に夏日を記録したのが14年ぶりだったとか。
ちょっと、夏日と木枯らしについて過去の統計データをみてみました。
11月の夏日
昭和元年の1926年からの統計を見ると、今年含めて12回ありました。
1962年11月4日
1975年11月16日
1977年11月1日
1979年11月2日、5日
1982年11月1日
1987年11月3日
1990年11月5日
2009年11月1日
2023年11月4日、6日、7日
最も遅かったのが1975年の11月16日。1962年以前には11月に夏日は記録したことがなかったんですね。1953年11月1日に24.9℃とかなり近い記録を出したことはあります。
これは1875年からの11月に記録した最高気温の月平均値をグラフにしたもの。
右肩上がりになっていて、近似線を引くと、1875年からの140年間に約2.5℃上がっていることがわかります。
最終夏日と木枯らし1号が発表された日をグラフにプロットしてみました。
オレンジが木枯らし1号の日、青色が最終夏日の日です。オレンジと青の縦の差が大きいほど、秋らしさが長かったことが想像されます。
2000年、2015年は、木枯らし1号がふいた後に夏日がくる、という変な年だったことがわかります。
年によってばらつきはあるんですが、夏が長くなってきて秋が短くなっているような印象をもちますね。
シェアハウスにある桜の木は、例年ならもう葉が落ちているはずなんですが、まだ葉が残っていて、気温の変化が例年と違うんだろうなぁと感じさせられます。
いやはや、すっかり冬支度で、シェアハウスではこたつを出しましたし、私もはんてん、冬用室内履きを出しました。
急激な変化は自律神経に影響を与える恐れもあるので、身体を冷やさないようにしましょう(^^)