48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

梅雨明け

やっと梅雨があけましたね。

 

7月はずっとセミの声を聴かないなぁ、と思っていたのですが金曜日くらいから近所で泣き始めました。

 

すると梅雨明け。

 

セミの生態と梅雨明けは関連あるのだろうか・・・

 

 

 

さて関東甲信越では平年にくらべ11日、昨年比8日遅い梅雨明けだったそうです。

 

今年の梅雨の特徴は「梅雨にしても多くない?」というくらい雨の日が多かったこと。

 

スーパーでの野菜が高騰していることを鑑みると日照時間が少なかったのだろうと感じます。

 

そこでちょっと日照時間を調べてみました。

 

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これは気象庁がまとめた日照時間のデータをグラフ化したものです。

 

(データ:気象庁|過去の気象データ検索

 

赤い線が今年2020年の日照時間です。

 

グラフからわかるように今年の7月の日照時間がやたら少ないことがわかります。

 

一昨年は227.2時間と平均を大きく上回り、昨年は81.1時間と逆に大きく下回ったのですが、今年はさらに47.7時間と下回りました。

 

これ、実は1890年から気象庁がとっているデータの中で7月としてはもっとも短い日照時間記録を更新したんです。

 

それまでは2003年に記録した48.2時間でした。

 

 

2020年に似ているかもしれない2003年

そこで2003年の気候状況についてちょっと調べてみました(^^)

 

2003年はこんな年だったようです

 

気候についてはこんな年でした。

  • 前年12月〜3月にかけて日本海側で豪雪
  • 7月8日〜17日にかけて南九州、北陸、山陰地方で豪雨
  • 1993年以来の冷夏

 

この年も梅雨明けは関東甲信越では8月にずれ込み、東北地方では特定できなかったとあります。

 

8月は最高気温が20度を下回ったことがあるくらいで、南西諸島、九州南部を除き全国的に冷夏となったようです。

 

その反動で、残暑は厳しく9月、10月は暖秋、11月は記録的な暑さだったとか。

 

 

冷夏と感染症

個人的に気になったは2003年にSARSが流行していたこと。

 

今年は2003年の事例から冷夏になる可能性を感じる上に、COVID-19が世界的に感染しています。

 

感染病と冷夏は関係があるのか、これもちょっと調べてみました。

 

過去に日本で冷夏と言われているのは、

1954年、1956年、1957年、1965年、1969年、1974年、1976年、1980年〜83年、1986年、1988年〜89年、1991年、1993年、2003年2009年

 

世界的に流行した主な感染病は

1957〜58年:アジアかぜ(インフルエンザA/H2N2)

1968〜69年:香港かぜ(インフルエンザA/H3N2)

1997年:鳥インフルエンザ(H5N1型)

2002年〜04年:SARSSARSコロナウイルス

2009〜10年:インフルエンザ(インフルエンザA/H1N1swl)

2012年〜:MERS(MERSコロナウイルス

 

必ずしも、というわけではないのでなんとも言えませんが、不気味な一致が見られます。

 

日本の気候と世界的な感染症の流行の因果関係を直接的に求めること自体ナンセンスかもしれませんが、日本で異常気象が起きているということは世界的にもエネルギーのバランスをとるためにどこかしらで異常気象を起こしていることを考えられることから、あながち全く無関係というわけでもないかな、と。

 

上昇する平均気温

調べていて気づいたのは、1990年くらいまではちょくちょく冷夏があったのに、1990年を超えてから冷夏が少ないな、ということ。

 

6月〜8月の日本各地域の平均気温が気象庁に掲載されていたのでグラフ化してみました。

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各都市の平年比をグラフにしています。

 

0より下であれば平年より低い、上であれば高い、です。

 

1990年くらいからほぼ平年並みになって、2000年を超えたあたりから平年を超えるのが当たり前になっているように見えます。

 

そして所々に異常に暑かったり、冷夏だったりしています。

 

一昨年の2018年の関東では、平年比+1.7度とこれまでの最高記録です。

 

確かにめちゃめちゃ暑かった夏でしたね(^^)

 

こう見ていると確かに温暖化が進んでいるように見えるし、昨今の雨の振り方の異常ぶりから日本が亜熱帯化しているようにも感じます。

 

これが人間の活動による環境破壊に起因しているのか、地球がもっている気候変動の一環なのかは議論が分かれるところですが、2003年の事例からすると今年は長く続いた猛暑から一転して冷夏になり、その分残暑がきつくなる年かもしれません。

 

冷夏の後のの2004年は平年比+1.0と猛暑になっていることから、来年は暑さが戻るかも。

 

 

 

COVID-19は言うに及ばずですが、気候も例年と異なる可能性があるので体調管理も気をつけないと、ですね。