48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

ポップスが最高に輝いた夜

ここんところ全然映画が観れなくなって、契約しているNetflixから遠ざかっていたのですが、少し仕事から離れてゆっくりしたいと思った夜、久しぶりにアクセスしてみました。

 

Netflixはログインすると、おすすめの作品が登場するのですが、この時にでてきたのがNetflixオリジナル作品で「ポップスが最高に輝いた夜」。

(画像:Netflixより引用)

 

ご覧になって分かる人にはわかると思います(^^)

 

そう、このメンバーでWe are the worldの歌が頭の中で流れてきた人は、それなりの世代の方ですね(笑)

 

この作品はそのWe are the worldのメイキングドキュメンタリーなんです。

 

1985年アメリカのスーパースターが一夜だけ集結して録音した曲で、アフリカの飢餓を救おうというチャリティー的作品です。

 

この1年前にエチオピアでおきた飢饉を救おうと、イギリスでボブ・ゲルドフミッジ・ユーロが発起人となって「Do They Know It's Christmas?」という曲を作ってイギリスのスターが集まった「バンドエイド」という活動が成功していました。

 

これに触発され、アメリカの伝説的な歌手ハリー・ベラフォンテが発起人となり、芸能プロデューサーのケン・クラゲン(英語版)に裏の調整役として協力を求め、動いたプロジェクトです。

 

ハリー・ベラフォンテはこのバナナ・ボートという曲が有名です。

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作詞・作曲はマイケル・ジャクソンライオネル・リッチー。プロデュースはクインシー・ジョーンズでした。

 

ライオネル・リッチーはSay you, Say meが個人的には好きなんですが、We are the worldにも参加したダイアナ・ロスとのデュエットのEndless Loveも有名ですね。

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クインシー・ジョーンズは当時アメリカの音楽界ではトップ中のトップと言われた大物プロデューサーです。

 

このWe are the worldに参加したアーティストたちは以下の面々。(Wikipediaから引用)

 

アル・ジャロウ
ウィリー・ネルソン
ウェイロン・ジェニングス
キム・カーンズ
クインシー・ジョーンズ(プロデューサー及び指揮)
ケニー・ロギンス
ケニー・ロジャース
ジェフリー・オズボーン
ジェームス・イングラム
ジャッキー・ジャクソン(マイケルのお兄さん)
シンディ・ローパー
シーラ・E
スティーヴィー・ワンダー
スティーヴ・ペリー(ジャーニーのボーカル)
スモーキー・ロビンソン
ダイアナ・ロス
ダリル・ホール&ジョン・オーツ
ダン・エイクロイドゴーストバスターズの主人公)
ディオンヌ・ワーウィック
ティト・ジャクソン(マイケルのお兄さん)
ティナ・ターナー
ハリー・ベラフォンテ
ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース
ビリー・ジョエル
ブルース・スプリングスティーン
ベット・ミドラー
ポインター・シスターズ
ボブ・ゲルドフ
ボブ・ディラン
ポール・サイモン
マイケル・ジャクソン
マーロン・ジャクソン(マイケルのお兄さん)
ライオネル・リッチー
ラトーヤ・ジャクソン(マイケルのお姉さん)
ランディ・ジャクソン(マイケルの弟)
リンジー・バッキンガム
レイ・チャールズ

 

揃いも揃った80年代のポップス界のスーパースターたちです。ここにプリンスやマドンナが入っていればもっとすごいことになっていましたが、参加に至らなかった経緯もこのドキュメンタリーで触れられています。

 

こんな人達がどういう経緯で一晩だけ一同に集まったのか、どうやって曲が作られていったのか、収録はどう進んだのか、生々しく映されていました。

 

ブルース・スプリングスティーンが私が思っていた以上に、かなりの大物だったこともわかりました(^^)

 

おそらくこの中ではマイケル・ジャクソン並のスター扱いです。

 

ティーブ・ペリーの声が無茶苦茶きれい!この人の声は世界遺産にしてもいい。さり気なく出した高音のフレーズがかっこよくて^^;;

 

こちらジャーニーの代表曲の一つ。

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大物が集まってくるとき、クインシー・ジョーンズはスタジオの入口にこんなメモを張り出します。

 

Check your ego at the door.

 

お前のエゴをドアにチェックしろ?ではないです(笑)

 

このcheckは「確認する」ではなく「預ける」という意味合いで、「お前のエゴはドアにおいておけ」という意味になります。

 

つまり、個性豊かでわがままなアーティストたちが自分の好き勝手やりだしたら収集つかないので、釘をさした、ということなんですね(^^)

 

それでも、歌詞がどうだ、フレーズがどうだ、とまあ好き勝手やり始めます(笑)

 

どんな内容かは観てのお楽しみ。

 

ちなみにさきほどのcheckですが、ホテルやレストランの入口で

 

Would you like to check your coat?

(コートをお預けになりますか?)

 

と訊かれることがあり、このときのcheckと同じ意味合いです。

 

それにしても、もう40年前なんですね。発起人のハリー・ベラフォンテマイケル・ジャクソン始め、参加メンバーの何人かはすでに亡くなっています。

 

このときあまりにも大物ばかりが集まって、自分たちのパフォーマンスを披露する時間がなかったので、フルコーラスで演奏する場として、有名なライブエイドというコンサートが開かれました。

 

Youtubeで「live aid 1985」で検索するとたくさんでてきます。あのクイーンの伝説的なライブもこのときでした。

 

見応えのあるドキュメンタリーでした(^^)