先日、栃木県那須烏山での大人の遠足で、立ち寄った「どうくつ酒蔵」は、地元の酒蔵である島崎酒造さんが運営しています。
今回はこの島崎酒造さんをちょっとご紹介。
ホームページはこちらです。
嘉永2年(1849年)創業で、「東力士」というブランドを主力製品としています。
遠く北にある那須岳に源流がある那珂川の伏流水を使っていることが特徴の一つですが、1970年から洞窟で長期熟成をする製法を取り入れたことが、ここの最大の特徴といえるでしょう。
洞窟で熟成させるメリットは
・光が入らないこと
・温度が小さい幅で変動すること
だと、洞窟での解説で語られていました。
屋外においてあったゴム製品が長く放置されたあとぼろぼろになっているように、光はエネルギーをもっているので、お酒に何かしらの影響を与えるんでしょうね。
温度も「一定」ではなく、「ある幅」でゆっくり変化するのがよいらしい。
こちら先日のブログでも掲載した写真ですが、かなり大きな洞窟でした。
場所はこちらです。「那須烏山市」の文字の下にあるマークが「どうくつ酒蔵」です。
土日祝日に開放して見学ができます。平日見学を希望する場合は前日までに申し込むと対応してくれるそうです。見学料は200円。
そしてこの洞窟の中では売店もあり、中でお酒を買うことができます。
こんな感じ(^^)
利き酒師でもあるKさんは、こちらを購入。とても飲みやすかったです。
そして私はこの熟露枯(うろこ)大吟醸飲み比べセットを購入。熟成期間が1年、3年、10年を飲み比べられます。1つ100mlと小さな瓶です。
この写真は飲み終わってしまった後なのですが、色がかなり違います。10年熟成させたものはかなり色づいていました。
前回も掲載した写真ですが、これらの日本酒は帰りの電車の中でいただきました。
Kさんが買ったお酒はスイスイいける感じ。私が買った熟成飲み比べセットは、何か紹興酒のような味わいがあり、いわゆる「古酒」という味わいでした。
近年海外への輸出が盛んになったこともあり、ワインテイストのような吟醸系が人気のように感じられますが、こういった味わいもなかなか楽しいです。
紹興酒に近い味わいということから、中国の人たちにも楽しんでもらえるんじゃないかと思いました。
今回は天気が悪く、時間の関係で急ぎ回ったのですが、次の機会があれば今度はじっくり観てみたいです。