48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

北海道地震からの学びと再確認

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妹と喧嘩

昨晩妹と電話でちょっとした喧嘩になりました。

 

理由は北海道で被災している母への対応について。

 

妹が電話してきました。

 

「母から夕方まで返信がきたんだけどその後こなくなって安否が気になる」

 

それはそうだが、家に食料、水、トイレ用水を万全に備えていた母なので携帯の電源が切れてじっとしているんだろう、と感じていた私は

 

「大丈夫、明日までまとう」

 

すると妹は

 

「あなた、心配じゃないの?連絡がこないんだよ!市役所に電話して管理会社を探し当てたんで電話したんだけど出ないんだよ。こっちから行ったほうがよくない?」

 

物心ついたときから妹の短絡的な言動は知っているのですが、現地に迷惑がかかることがわかるので

 

「今は電車も飛行機も動いていないし、現地は停電、断水で混乱している。そんな時に部外者が余計な動きをして現場の邪魔をするな。電気も復旧し始めているんだから明日までまず待て。母は大丈夫だから。」

 

と強い調子でたしなめました。

 

「なんで母が大丈夫なんて言えるの?あんた心配じゃないの?」

 

妹がこんな調子では私とはまったく話が合いません。

 

結局喧嘩したまま電話がきれてそのまま・・・(^^;;

 

被災地の外にいる人は・・・

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妹の言動は母を思うあまりのものとは理解できるのですが、自分の不安感を取り除きたいだけのエゴにしかすぎません。

 

電話をかけられた市役所や管理会社は他の対応をしなくてはならないのに、余計な労力をかけることになります。

 

全く情報がない状態であればやむを得ませんが、冷静に考えると母はほぼ安全である確率が極めて高く、また今状況をしっても翌朝知ってもとれる行動は同じです。

 

普段妹のわがままにも平気だった私ですが、今回はさすがに怒りました。

 

被災地は安否確認、現状確認、原状回復を最優先に一寸の間を惜しんで活動しています。

 

2011年の東日本大震災で私は東京でサポートする立場にいました。

 

仙台にいる職員に対し「もう少しで救援物資が届くから頑張って」とメッセージを送ったことがありました。

 

その時仙台にいた同僚の一人からすぐに電話がきて「確定してない情報を安易に流さないでくれるかな。みんなワラをも掴む気持ちだからちょっとしたことでも期待しちゃうんだよ。」と怒られたんです。

 

最初、なんで怒られたのかわからず呆然としていたのですが、しばらくして現地はそれだけギリギリの状況なんだと理解できるようになりました。

 

それ以来現場と現場の外にいる人には、残念ながら温度差があり現場の外にはわからないことがある、ということを認識するようになったのです。

 

2011年東日本震災の際私は成田空港に着陸したばかりの飛行機の中でしたが、充電設備がなかったためあっという間に携帯の電池がなくなってしまったんです。

 

隣の席に座っていらっしゃった方は阪神淡路震災の経験者で、「その時に携帯の電池がすぐに切れたから、電池は大事にしたほうがいいよ」と言ってくれてたにもかかわらず(笑)

 

自分の不安感をやわらげたいがために現地に迷惑をかけてしまうことがないよう、部外の人たちは本当に現地に思いをもってもらいたい。

 

情報は確実なものを

 

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今回の北海道地震ガラケーしか使えない母に適切な情報を提供しようとメールで「返信不要」として送っていました。

 

先程の同僚の話ではないですが、不確実な情報ほど罪なことはありません。

 

なので、確実な情報のみを送るようにしました。

 

私が送ったのは市役所と北海道電力から発信された情報のみ。

 

母はマンションの10階に住んでいて町は停電になっていました。

 

脚が悪い母は10階から降りたりまた上ったりなんてことはできません。

 

マンションの給水は電気駆動のため停電は事実上断水と同じです。

 

なので電気復旧といざというときのサポート情報は大切な情報だと思いました。

 

すると確実な情報は情報源となるはずの市役所と北海道電力だったんですね。

 

テレビ会社や新聞社、ましてや一般の人の情報は完全無視しました。

 

実際に町としては断水はないのに「断水が確実」という誤った情報がTwitterで流れていました。ほんと困ります、こういうFakeは。。。

 

チェックすべき情報は情報源から。

 

SNSの威力

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それから今回TwitterFacebookといったSNSがとても役に立ちました。

 

北海道電力はホームページを使わずに閉鎖していたTwitterのアカウントを復活させて情報発信をしていたくらいです。

 

即時性、撹拌性を考えるとSNSはパワフルなツールだと実感しました。

 

市役所と北海道電力からの通知をONにして最新情報が更新されたらすぐにチェックしていました。

 

すごいですね。

 

災害時の対応としてSNSは有力なツールになることを感じました。

 

被災された現地の一日も早い復旧、復興を心から願っています。

 

母は復活した電気で充電されたガラケーで電話かけてきました。元気な声を聞いて安心(^^)

 

電池式のラジオは助かったからあなたも買いなさい、とか生活用水を確保するよう風呂の水はすぐに捨てるなといろいろとこちらに”指示”が飛んできました(笑)

 

たまたま買っていたステーキ用の牛肉で栄養つけるぞ、と意気揚々。

 

さすが母です(^^)