48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

うなぎ

先日母といつものように週末に一緒に食事をしていたとき、「こんど蒲田のあのお店にいってみない?」と珍しく母からお誘いがあった。

 

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こちら、うなぎやさん、です。

 

うなぎは父の大好物の一つ。一方で母は「それほど好きというほどでもない」と昔言っていたので、ちょっと意外なお誘いでした。

 

このうなぎやさん、ちょっとした思い出があります。

 

父が膵臓がんの手術を受ける直前、もしかしたら生きて帰ってこれないかもしれないし、といって「食べたいものを食べておこう」と父が言ってきました。

 

実家の近くには鰻屋さんがあったのですが、ご主人が他界されたことで閉店してしまい、近所のお店をしらなかったのですが、当時病院でお世話になっていた先生が「蒲田に私の好みですが、美味しいうなぎやがありますよ」と紹介してくれたのが、この寿々喜さんでした。

 

じゃ、せっかくだからお店に食べに行こう、と母と合わせて3人で食べに行くことに。両親が先に現地にいって私が後から実家から追いつくことになっていたのですが、そこにたまたまやってきた妹がその話を聞き、「親父がコロナに感染したらどうなると思ってんのよ!」と激高^^;;

 

すったもんだした挙げ句、お店には持ち帰りにしてもらい、父と一緒にいた母に電話で連絡をして私がおいかけ、ちょうどお店の前で合流して、実家に帰ってきたんですね。

 

突然の持ち帰りに変更したことでお店には迷惑をかけてしまったのですが、実は父にとってはちょっと好みの味ではなかったようで、それ以降はなかなか行くことができていなかったんです。

 

父は江戸っ子のせいか、比較的濃い味が好みで、うなぎもタレが濃厚なタイプが好み。先日妹が連れてきてくれた菊川や、近所にあった鰻屋は父の好みだったようです。

 

ただ私と母はあっさりしたほうが好みなので、実はこちら寿々喜の方が好みだったんですね(^^)

 

そんなこともあり、「今度ちゃんとお店で食べてみよう」という提案になった次第。

 

 

 

週末の夕方、蒲田西口で飲み屋街の中にぽつんとあるそのお店で母と待ち合わせ。

 

うな重はサラダ、吸い物、漬物もついて2,900円。まあ、高くなりましたね^^;;

 

夕方6時をすぎるとどんどんお客さんが入ってきました。予約をしないと入りにくいときいていたので、我々も予約をいれていたのですが納得です。

 

 

3ヶ月ぶりのうなぎ。まあ、すっかり高級なしょくじになってしまった鰻は、1人ではまず行かないので(笑)家族と一緒のときくらい。

 

あっさりしたタレのうな重は期待通りの美味しさでした。

 

「なんで親父は年をとっても濃い味が好きだったんだろうね」なんて母といっしょに父をいじりながらいただきました(^^)

 

「毎月はちょっとやりすぎだけど、2〜3ヶ月に1回ならうなぎ食べてもいいかな」と母。

 

まずは母が「やりたい」と思えることが安心させられます。

 

実家に帰宅すると、父が世話になった病院から「がん治療に関するアンケート協力依頼」という書類が送られてきていました。

 

今後のがん治療の研究に活かすため、とのこと。

 

母は「これ、答えなくていいよね。」と言ってきます。回答していると当時を思い出して嫌な気分になる、らしい。

 

アンケートは私が分かる範囲で答えておこう、と預かりました。

 

なんだかんだいってまだ母も整理できていないところもありそう。

 

それでも好きな囲碁や卓球を再開して少しずつ自分の生活リズムをつくりつつあるので、これからの時間をできるだけ楽しんでもらいたいと願います。

 

 

 

2〜3ヶ月に1回、うなぎ食べられそうだなぁ・・・うっしっし(笑)