毎週原澤講師の個人レッスンを受けていて、その都度たくさんの学びや気付きがあるのですが、今回は「私だからこその目からウロコ」だった気づきをご紹介(^^)
refund
という単語をご存知でしょうか。
デパートで買い物して返品するときに「リファンドする」とかいいますね。
「払い戻す」「返金する」といった動詞と、「返金」「(税金などの)還付」という名詞と両方の使い方があります。
動詞では「リファンドゥ」と「ファ」にアクセントがあり、名詞では「リーファンドゥ」とあたまにアクセントがあることに注意してください。
私がこの単語で学んだのは、「リファンドゥ」の「ン」なんです(^^)
教材では名詞で使われていたので「リーファンドゥ」と発音するのですが、原澤講師から毎回ダメ出しされていました。
どこでダメ出しかというと、「リーファンドゥ」と発音すべきところ「「リーファゥンドゥ」と余計な「ゥ」が入って「二重母音」として聴こえてしまうのだそうです。
「ファ」から「ン」にスパッと切り替えて、と原澤講師から指導されるものの、なかなかうまくできません。
何度かやっているうちに、「あ!」と気付きが・・・
私は「リファンドゥ」の「ン」で口を閉じて発音しようとしていたんです。
日本語の「ン」って口を閉じますよね。
すると「ファ」と口を開いているところから「ン」と閉じようとすると、「ファゥ」と「ゥ」の音が入っちゃうんです。
ところが英語の「n」は鼻から息を抜く音でしかも口は閉じません。
日本語の音でいうと「ン」よりは「ヌ」に近い感覚ですね。
「ヌ」の音をゆっくり出そうとすると、最初に鼻の奥で音を出そうとするのがわかるでしょうか。それです!
日本語の「ヌ」はその後に舌が上あごについて弾くことで完成されますが、その「舌が上あごについて弾くこと」をしないと英語の「n」の音に近くなります。
イメージを乱暴に文字にすると「リーファ(ヌ)ドゥ」という感じです。
(ヌ)としたのは、ヌという音までならないから()でくくりました。
こうすると口を閉じることで生じてしまう「ゥ」という音が作られなくなり、本来の音に近い発音ができるようになりました。
これに気づいて発音したところ、原澤講師から「よしよし」とお褒めいただきました(笑)
昨年やった発音特訓で「n」の音が「鼻から抜ける」という概念は頭では理解していたのですが、口の筋肉の動きにまで伝わっていなかったんですね。
日本語と英語では音を出す時の筋肉の使い方が異なるため、英語の音を出すためには、日本語に慣れた日本人は、その筋肉が使えるようにトレーニングが必要だと、原澤講師はいつもおっしゃいます。
スポーツや楽器と一緒で、筋肉が覚えるまで練習するというのが、地道なのですが王道なんですね。
なお、参考までに「m」は口を閉じて鼻から抜ける音です。
だから一旦口を閉じて破裂させるように発音する「b」とか「p」といった音の前は「n」ではなく「m」なんですね。
先日のとある夕方の風景。
秋の空だけど、冬将軍もひたひたとやってきているようです。