IPCCが先日地球温暖化に関する見解を第6次報告書として公表しました。
※ IPCC:国連気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change)
「人間の影響が大気、海洋及び陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がない。大気、海洋、雪氷圏及び生物圏において、広範囲かつ急速な変化が現れている」
BBCが簡潔にまとめてくれているのでその記事を掲載します。
2013年に発表された第5次報告書では、
「1950年以降に観測された温暖化の主因が人間の影響によるものである可能性が「極めて高い」(95%以上)
という表現だったのですが、ここからさらに踏み込んで「疑う余地がない」と断定したところが大きな違いです。
ここ日本でもこの数日観測史上最大を記録する降雨で甚大な被害が出始めています。
遠くイタリアシシリア島、チュニジアでは大規模な山火事が今発生しています。
先月アメリカのデスバレーで観測史上2番めと言われる気温54.4度を記録しました。
CO2の発生量を抑えないと、この状況をとめられないといいます。
怖いのは「気候変動の変換点に到達する」こと。
すなわち今は「だんだんと」変化しているけど、変換点に到達することで突然大きく変化する、ということです。
例えば今の日本がサウジアラビアみたいな気候になってしまう、とか。
気温は1年中30度超え、雨は年間に100mmもふらない。
山という山から森林、植物が消え、鳥取砂丘が日本全土に広がってしまったような光景になる、みたいな変化です。
どうしたらいいか
- CO2を増やさない
- CO2を減らす
両方向の行動が考えられます。
私は活動できているだろうか。
「増やさない」はエネルギー源を自然エネルギーに転換する、エネルギーの消費そのものを抑える、といったことですね。
エネルギー消費の低減、すなわち省エネという観点では、
- 照明をLEDに切り替えたこと
- 家電を購入するときに消費電力が低いことを優先順位にしていること
- 部屋の換気を積極的にしたり、タイマー機能を使ってエアコンの使用を少し減らしていること
- 使わない電気を消していること(^^)
かなぁ。
「自然エネルギーに転換」は電気供給元の話なのでなかなか簡単ではないけど、ソーラーパネル発電・充電装置を導入しようかなぁ。
防災という観点でも役に立ちそうですね。
スマホやパソコンといった弱電だったらカバーできるかもしれませんしね。
「減らす」という点では、今まで使っていたことをやめる、という活動です。
- 自家用車をだいぶ前に手放して公共交通機関を利用するようになったこと
- オーディオセットを手放したこと(理由は省エネではなかったですけど(^^))
かな。
最近だと水筒を使ってペットボトルの消費を減らしています(^^)
普段の生活をいきなり変えるのは難しいですが、身の回りのことで少しづつでも何かできると、世界70億人積み重なることで大きな成果になりえます。
これまで以上に温暖化を意識しなくてはいけないステージにたったと感じます。