48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

どこかに返さないと・・・

大リーグの大谷選手が打っては40号のホームランをはなち、投げては8回を抑えて8勝目を上げる大活躍をし、野球をあまり知らない日本人でさえも何かウキウキさせられますね。

 

そんなニュースの一方で、プロ野球の日本ハム所属の中田翔選手(が巨人に移籍するという報道がでました。

 

news.yahoo.co.jp

 

プロ野球に入って14年、日本ハム4番バッターとしてそれなりの実績をあげていた選手が巨人に、しかも無償で移籍することになったとは驚きました。

 

所属していた日本ハムで、後輩選手への暴力行為が発覚し謹慎処分を受けていた中田。

 

ずっと面倒を観てきた栗山監督が「このまま日本ハムでは無理だ」と判断して、先輩格の巨人原監督に直談判をして移籍を実現してもらった、ということらしいです。

 

日本ハムの栗山監督といえば、大谷選手の二刀流を認めて起用した慧眼ぶりが有名です。

 

周りの反対を押し切って二刀流の起用にこだわり、今の大谷選手の夢のような活躍を実現してくれました。

 

選手の育成には定評があり、日本ハムの監督も長く努めています。

 

中田選手がどんな人で、暴力事件が実際どうだったのかなどは、ご本人と会ったこともないし、現場にいたわけでもないので知るよしもないです(^^)

 

ただこの件に関して栗山監督が語った言葉が印象的でした。

 

中田選手に電話で語ったという内容。

 

今、野球をやらせていいんですか、という意見は世の中にはあると思う。だけど、何が大事か。人は迷惑をかけたら迷惑をかけた分をどこかに返さないといけない。誰かのためにならなきゃいけないだろう。一回失敗して、“本当にすみません”って言って、“お父さんこうやって頑張ったよって、やってみろよ”って

 

賛否両論ある話だと思いますが、私は過ちを認めて受け入れてその償いをする機会は提供していい、と思います。

 

社会の中で生きていく上で、他人や社会には少なからず何かしら迷惑をかけて当たり前。

 

だってそれぞれ違うんですから。

 

ただ社会生活を送っていく中でだんだんと迷惑のレベルが許容できるレベルになってくることで、お互いを受け入れられる余地がうまれてきます。

 

それでも許容できない迷惑をかけてしまった場合、それはそれでどこかで返していくのが社会生活じゃないかなぁ、と。

 

この感覚、シェアハウスでも似たようなもので、最初は気になってもだんだんと「まあいいかな」くらいの感覚になってくることがよくあります。

 

それはハウスメイト同士の距離感にも影響を受けます。

 

生活音も仲のいい人が立てた音は気にならないけど、嫌いな人が立てた音はどんな音でも許容できないもの。

 

だから許容できるレベルとできないレベルは人それぞれで、画一的にルールにしにくいんです。

 

片付けしてない、とか、汚した、なんてことは日常茶飯事(^^)

 

でもそんな人達も、ゴミを捨ててくれたりとか、こちらが気づいてなかったことを教えてくれたり、とか、何か別の形で返してくれたりします。

 

それでいいんじゃないかなぁ、と。

 

 

 

普段そんなことを考えていたので栗山監督の言葉、そして栗山監督からの依頼に応えた原監督の言葉には、チームという社会をどう作り上げていくかを選手目線で考えているんだな、と感じさせられました。

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