たまたま朝のテレビで紹介されたCM。
時計メーカーのSEIKOが大谷翔平選手(以降”大谷”と表記します)にインタビューをする形式で自社製品を宣伝する広告なんですが、これがなかなかいい(^^)
一昨年のシーズンで大リーグでMVPをとり、昨シーズンも二刀流の活躍でMVP最終選考に残り、そして記憶新しいこの春残りWBCでは獅子奮迅の活躍で「侍Japan」の日本一の原動力となり、MVPも獲得。まさに”時の人”である大谷。
野球というスポーツでベーブ・ルース以来、いやそれを超えるであろう実績もさることながら、「人間大谷」という面が大きくクローズアップされているのが、ここ最近注目されているところ。
そのCMを紹介したテレビ番組では、女性雑誌の記者がインタビューに応じていました。
その記者によると、年配の女性(すなわち、この女性雑誌でいうところのユーザー層です)の人気がすごいんだとか。
しかも野球をほとんどしらなかった人たちが少なくないという。
なぜか。
「人間大谷」に惹かれているという分析をしていました。
いわゆる”人格”。
つい2〜3年前はフィギュアスケーターである羽生結弦選手が同じような扱いを受けていましたね(^^)
世界のトップでありながら、それに奢らずどこまでも謙虚でかつ広く受け止める器の大きさ、が共通項でしょうか。
少し地味ではありますが、将棋の藤井六冠も似た雰囲気を出しています。
今回ご紹介した動画は、スポンサーがSEIKOということもあって、「時間」がテーマです。
限られた時間の中でいかに自分の時間を有意義に活用していくか、という論点が軸になっていますが、「さすが大谷」と思わせるコメントが随所にあります。
・現役の時間は短いし、ピークの時間も短い。
・自分の目標を高めていく時間も限りある。
・焦りもあるけど、楽しみたい。
・今までできなかったことができるだけでも励みになる。
・オフシーズンは食事が一番大事。
・オンシーズンより気をつけている。
・外食せず、調味料も極力使わない。
・ラーメンも食べる(^^)でも脂質、糖質が高くなるので他の食事で調整するようにしている。
・「もし1日の時間が1時間増えるなら?」→「寝ます」(^^)。起きている時間のクォリティーがあがるから。
・成果が出ないから面白くないと感じている人は少なくないだろう。
・辛くなるとやめたくなると思うのが”やり始める人だと思う。
・それでも頑張りたいと思う何かがあれば、その時点で幸せなんじゃないかな。
・自分はそれがたまたま野球だった。
・それが好きなことなら、一番素晴らしいこと。
・限られた残りの時間、悔いのないように頑張りたい。
若干28歳の青年の言葉に、その父親世代の私が教えてもらっている気分になりました。
私は「辛い」と思ったらいつもそこから逃げてきたなぁ、と。それでも頑張りたい、と思って”本気になって”続けられたことは、もしかしたら前職での仕事だったかもしれません。
学生の頃から野球、ギターなどに打ち込んできましたが、辛いときには逃げていたと思います。旅行も好きだったけど、当時の他の欲望に気を取られたり、他の事情を言い訳にして打ち込みきれなかったなぁ。。。
それは今でもそうかもしれません^^;;
10数年前にゴルフをご一緒していた方から「あなたはやれば上手になるのに、なかなかうまくいかないのは、心が弱いからだよ」とズバッと言われたことがあります。
その時は「そうですか・・・」としか受け止められなかったですが、この大谷のインタビューを観て、当時のその方の言葉が改めてズシン、ときました。
そう、心が弱い、んですよね。。。
そう言ってばかりもいられない、と思い、この動画を観た翌日の朝、久しぶりに早起きして朝ランしてきました(^^)
お昼も夜も久しぶりに栄養配分を考えて自炊やってみました。
いつまで続くかわからないけど、また逃げそうになったとき、この大谷のインタビューを思い出してみよう。
時々「もっと若い時に気づいていたら」なんて思うことがありますが、「気づけなかったから」私なのであって、残念ながら(笑)それが私自身なんだと思えるようにやっとなってきました。
なので、「時既に遅し」ではなく「思いったら吉日」で”これから”なんとかしてみよう、そんな日々を送るようになれた気がしています、遅まきながら・・・^^;;
(画像:SEIKOホームページより引用。
https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/prospex/special/keepgoingforward/ohtani)