父が一時的に退院しました。
直接的な理由はPET検査を受診するためで、もう一つは手術ができるまでもう少し時間を必要とするのがもう一つの理由。
PET検査とは、「治療前にがんの有無や広がり、他の臓器への転移がないかを調べたり、治療中の効果を判定したり、治療後の再発がないかを確認するなど、さまざまな目的で行われる精密検査です。」(国立がん研究センターのページより引用)
PET検査は、悪性腫瘍の病気診断が出た場合に保険適用となります。
健康診断などでは保険が適用されず全額自費となり、15万円前後かかります。
場所が別のところにあることから、虎の門病院では一旦退院して外来として受付する必要があるそうです。
そのため一旦退院をします。
ただ担当の先生が色々と手を回してくれて退院翌日に受診できるよう手配してくれました。
ありがたや。
先日もお伝えしたように手術をする前に確認する事項がいくつかあります。
- 手術するところが主要な血管のそばにないこと:外科で大丈夫そうと見解
- ガンが転移していないこと:PET検査、胃カメラ、大腸内視鏡で確認
- 手術する体力があること:心肺機能確認
- 肝臓の状態が落ち着く:2〜3週間時間がかかる
1は解決済。
2は胃カメラはすでに終わっていてこちらは大丈夫で、PETのあと手術前に大腸内視鏡検査をする予定。
3は先日病院で確認していただき、大丈夫とのこと。
残るは4で、胆管閉塞によって肝臓が一時的にダメージをうけていたため、肝機能がまだ戻りきっていないことが血液検査からわかります。
これは、原因となっていた胆管閉塞をステントで一旦解除したものの、機能回復には時間がかかるそうで、2〜3週間見る必要があるそうです。
なので1週間毎に血液検査をして回復度合いを確認し、その回復速度を見込んで入院、手術の日程を定める、ということです。
すべてとてもわかり易く、丁寧に、はっきりと説明してくれるので、いい担当医にあたったなぁ、と母とも話していました。
ということで父は一旦帰宅することになり、レンタカー借りて母と迎えにいってきました(^^)
黄疸は見た目からも血液検査の結果からも治っていることがよくわかりました。
かゆみはまだ残っているそうで、これがちょっと気の毒。
病院での食事や看護師の対応など感想をいろいろ聞きました。
総じて結構満足している模様。
退院前に担当医から病状を説明を受けた後の質疑応答で、母から「うなぎは食べてもいいですか?」という質問(笑)
というのも、胆管閉塞という症状から脂っこいものは控えるよう指示があることと、父がうなぎ大好きなもので(^^)
担当医からは「しょっちゅう、ということでなければいいと思いますよ(笑)」とのお返事。
実は担当医は両親の住まいの近くにお住まいで、自分のお気に入りのうなぎ屋が蒲田駅の近くにある、と教えてくれました。
なんでも、そこの初代のご主人が患者さんだったそうで(笑)
今は二代目が継いでいる、とのこと。
両親のすまいの近くにあったうなぎ屋はご主人が他界されて閉店してしまって以来、家でできたてのうなぎが食べられなくなって、父も少々寂しい思いをしていたようです。
これは朗報、ということで帰宅後早速しらべてみたら、良さげなお店。
今度そこへ食べにいこう、ということになりました(^^)
父にとってたのしみが増えたことはなにより。
入院前は食欲が全然落ちてたらしいのですが、病院での食事の量が少なかったとこぼすくらい回復していて、帰宅したその日の夕飯は、母から「食べすぎ!」と注意されるくらい食事が進んでいました(^^)
北海道滞在していたときに一人しんどい思いをしていただろう、と思うと、早めに戻って対処できてよかった、と感じます。
そしてやはり「病は気から」ですね。
気持ちが上向きだと回復にむけて原動力になっているように、父をみていると感じます。
物理的な治療だけでなく、気持ちへのケアもこういうときは大切だな、と感じます。